■エジプト:国内貧困者の割合15%
2013年5月22日『アル=アハラーム』
【本紙】
最近の報告書が明らかにしたところによれば、2009年の14%と比較し、2011年はおよそ1,370万人(約17%)のエジプト人が食の安全保障の欠如により困窮しているという。また同報告書は、過去3年間の間の貧困の割合の増加、食の安全保障の欠如、エジプトの栄養供給が目に見えて悪いことを指摘した。
これは「エジプトにおける貧困と食の安全保障の状況:現状分析と意思決定者への訓戒」という題目により同報告書の最後に書かれている。昨日(21日)開かれた合同記者会見(世界食糧プログラム、CAPMAS、食料政策調査国際研究所が参加)の中で配布された。
同報告書は、7%の人口が貧困ラインから脱出した代わりに、2009年から2011年の間にエジプト人口のうち15%が貧困ラインに向かったと伝えた。そして、多くの声明が栄養供給の平均の悪さを示している。とりわけ、幼児の矮化は断続的に増加していると指摘した。
さらに同報告書は、貧困の割合はエジプトの緑野地帯において(居住地域)すでに11%増加したと付言し「大カイロには貧困者と食の安全保障を失っている人が350万人いる。一方で、エジプトの南部の田舎では、貧困の割合が最高値を記録し続けている」と明らかにした。
さらに同報告書は、食の安全保障は、恒常的に食料需要に応える全ての個人が十分かつ新鮮で安全な食べ物を獲得できる能力を意味していると言及した。
同報告書は「乳幼児の矮化の割合は2011年の段階で11%に及んだ。これは、世界保健機関の定める基準に従えば高い割合である。その基準は、家族人口統計の計量に従った2005年の結果である23%と比較した場合のことだ」と述べた。また矮化は、慢性化した栄養供給の悪さを反映するものである。それは、幼児がどれだけ身体的・知性的に成熟できるかという能力が決められた後では、処置できないものだ」と強調した。
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:30067 )