エジプト:シナイ半島の水・インフラ事業
2013年05月24日付 Al-Ahram 紙


■エジプト:治安部隊、シナイ半島、マトゥルーフでの水危機に貢献
アッ=スィースィー大将、2県に対する試験質問の運搬のために航空機を配備

2013年5月24日『アル=アハラーム』

【本紙】

軍最高司令官兼軍産・防衛相のアブドゥルファッターフ・アッ=スィースィー大将は、治安部隊所管の工学機構に対して、シナイ半島北部、中部、南部地域、およびマトルゥーフ県での海水の淡水化施設と井戸の掘削の実施を速やかに終わらせるよう依頼した。そのことは、国民の清潔な飲料水の基本的な需要に応え、これらの地域での開発の要請サービスに応えることが目的だ。

これは、シナイ半島北部県とシナイ半島南部県の市町村の開発と発展の取り組み強化と当該地域に居住する国民の基本的な要求に十分に応えるための新たなステップとして行われる。

治安部隊は、自主的な努力により、多くの地域で水の供給の安定化に貢献した。その中で最も重要ものには以下のことがある。すなわち、日量生産2,000立方メートルのヌーイバウ市の海水の淡水化基地の建設、アッ=タウル市で住宅1,000戸に供給するための水道網の能率の引き上げ、シャルム・アッ=シャイフの全長94キロメートル、日量32,000立方メートルの送水機能を持つ水道網の稼働、シナイ半島中部のベドウィンなどの国民の利益となる下水の貯水地点20か所の設立、アッ=サフル平原、アル=フスナ、アブー・アジーラ、バグダード村での地下水の淡水化基地の建設、アッ=シャイフ・ザウィード、アリーシュ、アル=フスナ、アッ=タウルでの農業用水と飲料用水供給のための井戸15基の掘削、シナイ半島北部、中部、南部での工業・農業開発に必要なサービスのための井戸34基の掘削、および揚水機、貯水湖、発電機を用いたその拡大がある。

治安部隊所管工学機構は現在、ラファフ市で日量6,000立方メートル規模の海水の淡水化基地の建設に着手しているが、日量2,500立方メートル級の淡水化基地もアブー・ラディース市で建設している。これに加えて、ダハブ市では全長41キロメートルの主要水道網の建設も行っており、ターバー、アブー・ラディースで観光部門のサービスに特化した淡水化基地も建設している。観光部門の開発が目的だ。

(後略)

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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:30087 )