6種の外国産果物が国内市場で大いばり:輸入禁止にもかかわらず
2013年05月21日付 Jam-e Jam 紙

 農産物輸出入業者組合連合の理事長は「オレンジ、パイナップル、ココナッツ、ブドウ、洋ナシ、生姜の6種の外国産果物が、輸入禁止にもかかわらず、市場に出回っているとの報告が寄せられている」と述べた。

 セイエド・レザー・ヌーラーニー氏はファールス通信とのインタビューの中で、なぜトルコ産やエジプト産のオレンジが市場で売られているのかとの質問に対し、「ここ1〜2週間、市場に外国産のオレンジやパイナップル、ココナッツ、ブドウ、洋ナシ、生姜が出回っているとの報告が、輸出入業者組合に寄せられている」と答えた。

 同氏はさらに、「その一方で、バナナ以外の各種果物については、輸入禁止が通達されている」と述べた。

 同氏は次のように続けた。

最近でも、〔トルコとの国境の町である〕バーザルガーン国境から組合員の一人が連絡を寄せ、この国境からオレンジが流入していることを知らせてきた。また、ハメダーンからも連絡があり、同州の市場に外国産オレンジが出回っていることを知らせてきた。

 ヌーラーニー氏は「これらの果物は腐りやすく冷蔵施設が必要であるため、これらが輸入されているというのは驚くべきことのように思える」と述べた。

 同氏は続けて、「もしこれらの果物が国境地帯の協同組合の認可を得てやってきたと仮定するのなら、その州で消費されなければならない。もしその州から外へ出れば、それはやはり密輸と見なされることになる」と述べた。

 農産物輸出入業者組合連合の理事長は、「政府はこれら果物が我が国に流入するのを阻止すべきだ。なぜなら、〔密輸の場合〕これら果物の検疫が守られない以上、さまざまな疫病が発生する可能性があるからだ。もしそれが蔓延するようなことになれば、対策に数百万ドルを費やさねばならなくなるだろう」と言明した。

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( 翻訳者:8409177 )
( 記事ID:30128 )