ラーリージャーニー国会議長「トルコは自らの間違いをイランのせいにするな」
2013年05月27日付 Jam-e Jam 紙
ラーリージャーニー国会議長はイランとヒズブッラーを非難するトルコ外相の発言は間違っており、非現実的であると指摘したうえで、「トルコは誤った分析でシリアと対立を続けている。たとえ自らの計算が誤りであったことが判明しても、そのツケをヒズブッラーとイランのせいにしないよう、我々は勧告する」と述べた。
ファールス通信の報道によると、アリー・ラーリージャーニー国会議長は〔国会の〕公開会議場での冒頭演説の中で、「イスラーム共和国は最初から、シリア問題は政治的話し合いの枠内で解決されるべきであると信じてきた。過激派への武器供与や援助は地域内の対立を煽る行為にすぎず、危機を悪化させる要因となるものであり、問題の解決とシリアの民主化に資さない」と述べた。
ラーリージャーニー氏はさらに、「世界は今日、多くの人命と財産を犠牲にした末に、自らの分析で誤りを犯してきた人々は今こそ路線を修正すべきであり、責任逃れをして他人を非難すべきではないという結論に達しているのである」と付け加えた。
同氏はまた、
人類の良心とムスリムの誇りによるならば、
フジュル・ビン・アディーの墓を掘り返したり、シリアで一人のムスリムの体を引き裂き、その心臓を喰らったりといった過激派による行為は、21世紀における野蛮以外に名付けようもないものである。地域諸国は、責任感をもって域内の安全に対して前向きな役割を果たしたいのであれば、対立を煽るのではなく、集団間・宗派間の衝突を阻止するべきだ。
と述べた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:8411056 )
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