■アラブ思想財団、雇用創出の手段を議論
2013年6月8日『アル=ハヤート』
【ベイルート:本紙】
「アラブ思想財団」は昨日(7日)ベイルートで円卓会議を開催した。同会議は、アラブ思想財団第12回年次会議のテーマを議論するために開かれる一連の会合の一環として開催された。アラブ世界の新規雇用創出に関して行われる同年次会議は、来る12月4日、5日にドバイで開催される予定だ。
会議には経済・社会開発の専門家らが参加し、信頼できる経済・開発政策、アラブ社会が直面する数々の課題、雇用創出から適切な環境保全に至る飛躍的な改善への急務、その過程での公共・民間両部門の役割、新規雇用創出活動に関する調査について議論が行われた。
同財団理事長補佐兼「フィクル」会議事務局長のハマド・アル=アマーリー氏は、同会議が経済開発を皮切りに、アラブ社会の深い構造転換を促すことを目的としていると強調した。2020年までに8,000万の雇用創出へ寄与する綿密な調査に基づいた戦略や選択肢の拡大への必要性が高まるなか、雇用創出が世界やアラブ世界にとって代表的な課題となっているためだ。
アル=アマーリー氏は、若者の失業率の高さを指摘。世界的に約7,380万人の若者が失業中で、失業率は12.6%に及ぶ。また同氏は、若年失業率が発展途上国での労働生産性の低下を背景に、2017年までに12.9%へ上昇するとの見解を示した。
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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:30234 )