サウジアラビアとアルジェリア、両国間の通商取引拡大を目指す
2013年06月05日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビアとアルジェリア、両国間の通商取引拡大を目指す

2013年6月5日『アル=ハヤート』

【リヤド:本紙】

昨日(4日)リヤドで、サウジアラビア・アルジェリア合同協議会の実行推進メンバーが会合を行なった。この協議会は今年初めにアルジェリアで開催された第8回の会議で合意された内容を実行するために発足したものである。

サウジアラビア側では海外貿易産業通商省の次官であるムハンマド=アルカスィーリー氏が、アルジェリア側では、外務省で東アラブ地域およびアラブ連盟の責任者であるムハンマド・ユルキー大使が、会議を統括した。

実行と提言

実行推進団は、第8回会議の議事録に記された提言について、関係諸機関によって採決された重要な方策について議論した。方策は、商業取引規模の量と質両面における成長に向けた取り組みを含んでいる。またその方針では、生産物の市場への参入の促進、二国間取引における障害の撤廃を目指している。また二重課税回避の協定草案と、銀行業務領域における知見の交換、そして域内貿易活動の促進に向けた協力関係の確立ついて議論するため、両国の専門家間の第一回の交渉会議を開催した。

またその提言は、両国の所轄機関に援助の提供や、サウジアラビアとアルジェリアの合弁会社に対する必要な資金調達への呼びかけを含んでいる。それは、それらの企業が成長目標を実現可能にするためだ。また両国における投資促進を後押しするための実行チームの形成、規格や基準、産業資産に関する分野での専門機関の二国間協力の確立、高等教育の分野での協力協定の活性化への呼びかけも含んでいる。さらには、同提言には実験農場への投資に向けた提携計画策定可能性の調査、ナツメヤシの生産・販売における提携の確立などが含まれている。

一方、産業通商大臣はサウジアラビアとスペインの通商協議会の新たな形成に合意した。その協議会は、実行委員会および議会の代表を務めているアブドゥッラー・ビン・ヤアクーブ・アッ=ラシード氏が統率し、副代表をアフマド・ビン・サイード・バハーズィク氏が務める。その協議会は最初の対外活動を開始し、スペイン訪問を行った。これは、スペインの民間セクター事業との協力の枠組みを検討するためのものである。

アッ=ラシード氏は昨日の声明で以下のように述べた。通商協議会の代表団はマドリードで、在スペイン・サウジ大使であるハーリド・ビン・アブドゥッラー・アル=ファルハーン氏に面会した。そこでは実行委員会の諸会合と今後3年間の活動計画についての説明が行われた。その活動計画は両国間の投資と経済関係を発展させる多くの主要項目を含んでいる。

サウジアラビア代表団はスペインの対応団体との会合はそれのみではなく、両国間の投資と貿易関係の支援における協議会の役割の活性化に関する数々の提案についての議論や、双方の事業者活動円滑化に関する議論がなされた。また協議会の当期の計画が説明された。この中にはリヤドで翌9月の後半中に開催される、合同通商協議会の会合の開催への合意も含まれている。

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( 翻訳者:尾崎仁美 )
( 記事ID:30245 )