■エジプトのインフレ率が低下
2013年6月10日『アル=ハヤート』
【カイロ:アル=アナードゥール通信社】
エジプト政府報告書によると、インフレ率が今年4月に比べて去る5月期に低下を記録したことが明らかになった。これは、国内の多くの食料品価格が下落したためだ。
月曜日(10日)に総動員・統計中央局から発行された同報告書は「物価変動率を測定するインフレ率は去る4月期に比べ、5月期に約0.2%下落した」と続けた。
また報告書では「5月期のインフレ率の低下は、精肉・家禽(かきん)類の価格が2%下落、魚介類の価格が約2.1%下落、野菜の価格が2%下落したことによるものだ」と述べられている。
一方、年間インフレ率は、昨年5月期の8.6%に比べ2013年5月には9%へ達した。
国際通貨基金(IMF)は去る 5月、世界経済に関する半期ごとの分析の中で、エジプトでは今年インフレ率が10.9%に上昇すると予想している。またIMFは、これが2010年以来最も高い水準になるだろうとの見解を示した。
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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:30330 )