サーレヒー外相、ブーシェフル原発の高い安全性を強調
2013年06月10日付 Jam-e Jam 紙

 イラン外相は地震をはじめとする自然災害に対する、ブーシェフル原発の高い技術的安全性・保全性を強調した上で、同原発の活動に対しIAEAが常時、技術的監視を行っていることを明らかにした。

 イラン学生通信の報道によると、アリー・アクバル・サーレヒー外相はイラン・クウェート友好議連のクウェート側代表を務めるアフマド・アブドゥル・ムフスィン・アル・ムライフィー氏との会談のなかで、イラン・クウェート両国の友好関係を傷つける目的で行われる敵のプロパガンダ活動、特にブーシェフル原発をめぐる最近の虚偽報道〔※原発にヒビが入ったという報道を指すものと思われる〕について触れ、

この発電所の安全性をめぐる懸念について一部の国が行っているプロパガンダに根拠はない。イランは、この発電所近くに住む同胞たちの健康と安全のために、最高の安全性と高い技術的スタンダードを考慮することで、この件についてのあらゆる懸念を払拭することを目指している。

 と述べた。

 同外相は、イスラーム共和国の基本政策は、域内のすべての国家・国民の利益のために地域の平和と安定、安全を確たるものとし、また互いに対する敬意と内政不干渉にもとづいて域内のすべての国との関係強化・拡大を図ることだとし、イランとクウェート両国の政治的関係は極めて良好だとの見方を示した。

 サーレヒー外相はこの面会の別の箇所で、域内の諸問題、特にシリア問題に触れ、この問題に対するイスラーム共和国の原則的立場を強調し、この問題の可及的速やかな解決に向けてシリア国民ならびに政府に対して支援を行うべく、域内諸国が考えを同じくして協力し合うことが必要だと力説した。


(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30405 )