護憲評議会「正式な投票結果が発表されるまで、候補者に勝利集会を開く権利はない」
2013年06月14日付 Hamshahri 紙
【ハムシャフリー・オンライン】護憲評議会の報道官は、「内務省から〔選挙〕結果が発表される前に、自らを勝利者だと宣言したり、〔勝利〕集会の開催を発表したりする権利は、立候補者らにはない」と述べた。
アッバースアリー・キャドホダーイー報道官は、護憲評議会の監督は投票、そして開票が終了するまで続くと指摘した上で、「関係する監視員や責任者らとともに、我が方の監視員も正確かつ明確な監視活動を行う」と語った。
同氏はさらに、「法律・規則に述べられている通り、開票が終わる最後の一時間まで、護憲評議会の監視員による監視活動は続けられる。また結果が発表されたあとも、選挙の有効性を発表するのは護憲評議会の職務である」と付け加えた。
護憲評議会報道官はその上で、「内務省から〔選挙〕結果が発表される前に、自らを勝利者だと宣言したり、〔勝利〕集会の開催を発表したりする権利は、立候補者らにはない」と言明した。
キャドホダーイー氏はさらに、次のように付言した。
選挙には熱狂的なところ、感情的なところがある。そのため、立候補者たちが何かを口走ってしまうこともあるだろう。しかし、あらゆる言動は法に則ったものでなければならない。最初に選挙結果を発表する義務を負っているのは、内務省である。それゆえ、誰かが『某日、私が勝利者となるだろう』あるいは『勝利集会を開催する予定だ』などと表明したとしても、それは憶測にすぎない。残念なことに、88年〔西暦2009年〕の選挙では、一部の立候補者がこうしたことをしてしまった〔※〕。こうした行為は間違いなく、違法である。
※訳注:2009年大統領選挙で、ミール・ホセイン・ムーサヴィーが選挙当日、過半数の票を獲得したと表明し、勝利宣言をしたことを指す。また今回のキャドホダーイーの発言の背景には、13日にロウハーニー候補が「土曜日に勝利集会を開く予定だ」と表明したことが挙げられる。
同氏はさらに、
こうした行為は、社会、そして彼らの支持者たちの感情を煽ることにつながるものであり、違法である。私が各候補者やその支持者、そしてメディアに求めたいのは、選挙結果を発表する義務を負っているのは内務省であり、内務省から結果が発表されるまで、勝利した候補者について推測や憶測をめぐらせたり、主張したりするようなことは、厳に慎んでほしい、ということである。
と指摘した。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30429 )