15日 10:41 タクスィム連帯プラットフォーム、「抵抗の継続」をネットに発表
2013年06月15日付 Milliyet 紙
6.15 10:41
タクスィム連帯プラットフォーム発表―本日以後、トルコ全土から全世界から寄せられたダイナミズムと力をうけ、我が国におけるあらゆる種類の不正と迫害に対し抵抗を続ける。
タクスィム連帯プラットフォームは、集会や会合の結果えられた結論をインターネットサイトに発表した。
■これが、タクスィム連帯プラットフォームの配布したテキスト
タクスィム連帯プラットフォームによって朝まで続けられた会議と集会の結果の発表である。
タクスィム・ゲズィ公園で木の伐採を止めるためにはじめられた抵抗は、ゲズィ公園を超え、イスタンブル市民、さらにトルコ中の国民が11年間のAKP政権へ蓄積させてきた怒りと 一体となった。何10万もの人々が通りにでて行った抵抗は、18日目を迎えた。
この国で行われた最大の権利の獲得のための闘争のひとつとして歴史に名を残すことになるこの抵抗は、最初の1日目から激しい警察の暴力の標的となった。我々は、生存権を含むすべての人権を踏みにじるプロセスのなかにいる。しかし、この圧政は、群衆を蹴散らすどころかさらに集め、知らないもの同士を戦いの中で結び付け、全ての生き物を窒息させる催涙ガスの下で、あらゆる種類の暴力に対抗するものとなった。人々は、通りをうめ、抵抗は一体化し、ひとつの民衆運動へと転化した。
抵抗の開始以来、そこに示された非常に明確で当然の要求に対し、政府は当初、見てみないふりをした。その後、抵抗に対し、分断、扇動、正当性の否定の努力を行った。国内の、そして国際的な世論の前で、政権は、自らの正当性を失い、その目的を果たせなかった。正当な我々の抵抗からの圧力により、我々の要求を聞き、議論するところまできた。しかし、これはまだ始まりであり、戦いは続いていく。
この抵抗の最中に警察の暴力の結果、18日間に4人の市民、エトヘム・サルシュリュク、メフメト・アイヴァンルタシュ、アブドゥッラー・ジョメルト、そしてムスタファ・サルの4名がなくなった。多くの市民が、視覚、聴覚を失う結果となるほどのけがをした。殺された仲間の苦しみを心の底から感じている。そして、もっとも基本的な民主的な権利を行使する際に殺されたことを、今ここに改めて記す。今、まだ、この死の責任者について、きちんとした手続きは始められていないことを、改めて申し上げる。この暴力の責任者は、司法の前に立たせることを誓う。
さらに、警官の恣意的な逮捕により、多くの人が今も拘束されている。タクスィム・ゲズィ公園の抵抗者と、タクスィム連帯プラットフォームとして、国中で抵抗に加わったために拘束・逮捕されている市民の即時、釈放を求める。
この間に、我が国での暴力、暴力的な政策にもかかわらず、様々な「傾向」の豊かさがひとつとなり、議論をすることができ、その環境をつくることができること、そして一緒に戦うことができることを、知った。弱点と思われた多元主義的民主主義が、多数派主義の前で、抵抗の拠点となることができた。政府のなかに進む開発主義や、環境破壊政策に対し、何十万もの人がゲズィ公園で木を守ることで、自分の生活や自由を守った。ゲズィ抵抗は、ひとつの自由の場として、警察の暴力に対し、平和的な態度を守りぬくことができた。
タクスィム・ゲズィ公園の抵抗およびタクスィム連帯プラットフォームとして、このプロセスの間中、学び取ったもっと重要なことは、戦いが、時や場所に限られないこと、そして、今後も、生活の、町の、国のあらゆる場所で、いつまでも続くということである
抵抗の18日目にあたる6月15日土曜日、そこにある全ての生物とともに、公園を、町を、木を、生活の場を、プライベートな暮らしを、自由を、将来を守るため、タクスィム連帯プラットフォームとして、ここで見張りをつづける。我々は、要望の実現をめざすものであり続ける。
この抵抗(の宣言)は、タクスィム連帯プラットフォームとしての意志の反映であり、これは、総合的な戦いの共通の旗となる。今日以後、全土で、さらには世界中へと広がった戦いから得られた力とダイナミズムを糧に、トルコでおきているすべての不正や抑圧に対し、抵抗を続ける。今現在、私たちは18日前より、はるかに強く、組織化され、希望に満ちている。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:30447 )