レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「我々はメルスィンで（オリンピックの）予行練習を行っています。2020年イスタンブル・オリンピックの準備をしているのです。ここにいる皆様をイスタンブルにもお迎えしたい」と述べた。

メルスィンで開催される第17回地中海スポーツ大会の開会式が、メルスィン・スタジアムで行われた。開会式には、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相も参加した。
（開会式での）ショーの前に挨拶を行ったエルドアン首相は、挨拶の中で、イスタンブルが2020年オリンピックに立候補していることを強調した。
「我々は、メルスィンで予行練習を行っています。」と述べたエルドアン首相は、「2020年イスタンブル・オリンピックの準備をしています。願わくば、今回の大会に参加されている２４か国から集まられた選手の皆さんを、2020年にもイスタンブルでお招きしたい。皆様が2020年のために我々を支持してくだ さると信じています」と話した。

■クルチ大臣と（準備を請け負った）企業へ感謝

エルドアン首相は以下のように述べた：「この大会は、皆さんご存知の通り、ギリシャで開催される予定でした。通常、開催地は6年前に決められるます。我々は、18か月という短期間で、この施設やコンプレックスを準備し、今夜に間に合わせました。スポーツ大臣を始め全ての職員、請負企業全員の尽力を祝い、讃えます。」

■この大会は、世界を変える

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、挨拶を以下のように締めくくった：「地中海は、我々を引き離すのではなく、近づける、我々を互いに類似させる海です。地中海は、「白い海」つまり、「white sea」と呼ばれています。我々は、白い海がずっと白くあることを願っています。人の血や他の者で汚されるないように。第17回地中海スポーツ大会は、まず地中海を、そして世界を変え、我々を互いに近づけるものと願っています。全選手の健闘を祈っています。」

■クルチ大臣：昼夜働き続けた甲斐があった。

スアト・クルチ・スポーツ大臣は、「18か月間、休むことなく働き、準備を進め、それによりメルスィンをスポーツの街にしたことを非常に嬉しく思う。」と述べた。

開会式で、参加国の入場行進の後に、スアト・クルチ青年スポーツ大臣は、開会の挨拶を行った。クルチ大臣は、以下のように挨拶を始めた。
－首相閣下、参加者の皆様、敬意を込めてご挨拶させていただきます。首相閣下へ感謝申し上げます。また、ジャック・ロゲ国際オリンピック委員会（IOC）委員長にも感謝申し上げます。18か月間、昼夜問わず、働き続けました。18か月間でメルスィンをスポーツの街にするために努力しました。
－準備してきた全てを、本日、皆様にお見せしています。我々が少しずつ準備してきたことで、メルスィンは、スポーツの街になりました。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相には、スポーツへの支援に改めて感謝します。

■メフテル（軍楽隊）のすばらしい演奏

メルシスィン・スタジアムで、メフテル（軍楽隊）が何百人もの編成でコンサートを行った。この間、トルコを代表する図案がスタジアムの各所に映し出された。

■旗手はカヤアルプ選手

本大会に参加した24か国の代表団の入場行進は、観客の注目を集めた。トルコの旗手はレスリングのルザ・カヤアルプ選手が務めた。

■エンベ・オーケストラのコンサート

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の挨拶の後、ステージに現れたエンベ・オーケストラの演奏で会場が盛り上がった。

■トルコはこの大会を成功させた

国際地中海スポーツ大会委員会（ICMG）のアマル・アッダイ委員長は、トルコ語で、「こんばんは、メルスィンの皆様、ようこそ。」と挨拶を始め、フランス語で続けた。アッダイ委員長は、「非常に短期間でこの大会を主催され、大きな仕事を成功させましたね。ホスト国としての細やかな心遣いも非常に見事なものです」と話した。

■ロゲIOC委員長から賞賛

ジャック・ロゲIOC委員長は、開会式に参加できたことを嬉しく思うとし、「トルコの関係者に、この大会を快く主催していただいたことに感謝申し上げます。選手のみなさん、ようこそ。今後10日間、皆さんの母国そして自身のために最良の結果を残せるようにしてください。勝利ももちろん重要ですが、フェアプレーで競争すること、負けても相手に敬意を表することがより重要です。がんばってください」と述べた。


（本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。）

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（ 翻訳者:田辺朋子 ）
（ 記事ID:30517 )