ロウハーニー次期大統領「イラン国民の正当な権利については妥協しない」(1)
2013年06月18日付 Jam-e Jam 紙
イラン国民によって新たに選出された次期大統領が昨日、自身初の記者会見で、国内外の記者たちからの質問に答えた。
ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、数日前までテレビでの政見放送を通して、国民に向けて自らの政策綱領を説明していたハサン・ロウハーニー次期大統領は昨日、記者団の前に姿を現し、彼らからの質問に答える中で、次期政権は自らの綱領を実行していくにあたっていかなるやり方を考えているのかについて述べた。
昨日の記者会見の冒頭で大統領は、ホルダード月24日(西暦6月14日)の選挙はイスラーム共和国の歴史における新たな章の始まりであるとし、「国民は投票所に足を運ぶことで、新たな状況を創造した。そして選挙結果が発表されると、全員がそれを祝った。なぜなら全員が勝者だったからだ」と述べた。
同師はさらに、「イラン国民が国際世論に対して勝利を収めたのである。だからこそ、皆が街に繰り出し、歓喜したのだ」と述べた。
新大統領は、金曜日の選挙で国民が選択したのは穏健と礼節だと強調し、すべての人に祝辞を述べ、自らの選挙公約を忘れることはないと国民に誓った。
その一方でロウハーニー師は、どのような仕事も一定の時間幅の中で、優先順位を付けて取り組むことになるだろうと強調した。
同師はまた、国内の意思統一と団結を図る必要性に触れ、「我々は当てこすりや個人攻撃、誹謗中傷を水に流して、国のことを考えねばならない」とも述べた。
ロウハーニー師はさらに「〔自身の選挙スローガンで掲げた〕『深慮と希望の政府』は公約通り、穏健主義を基本方針として、経済の立て直しと国際関係の改善に向けて進む」と明言した。
新大統領はまた、国民、革命最高指導者、マルジャ(シーア派の宗教最高権威)、さまざまな団体や組織、有力者らに対し謝意を表した。同師はまた、「穏健」という言葉で意図しているのはどのようなことか、経済と政治の領域における「穏健」とは具体的にどのようなものかとの質問に対しては、「穏健とはすなわち、文化や政治、経済の領域で、急進的な言動や〔世情を煽るような〕スローガン、自己中心的で自己陶酔的な言動を慎むことだ」と述べた。
同師は「穏健であるとは集合知を信じることである」と指摘した上で、「穏健主義の復活のためには、極端な手段に訴えるようなことは控えねばならない」と語った。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:3413001 )
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