宗務庁、「催涙ガス肯定の宗教判断(フェトヴァ)は偽作」
2013年06月24日付 Hurriyet 紙
宗務庁は、昨日とある新聞で「宗務庁からきびしい宗教判断:催涙ガスは適当である」という大見出しでもって報道された記事に関し、「記事の構成と言葉を考えあわせても、この文章が、このうえない激動のプロセスを経たあとで、いかなる目的をもって書かれたものであるのか、推測しがたい」と述べた。
宗務庁広報渉外局が行ったプレスリリースで以下のことが述べられた:
「まず初めに倫理の原理と制限を無視し、明らかに不謹慎な内容で注目を集めるこの記事は、健全な情報源に基づいて書かれたものではなく、またその解釈においても非常に不注意で無神経な言葉を用いていることで、ジャーナリズムの原理と規範の悪用という観点から悪い例となった。(問題の新聞は、)宗教判断コールセンターに異なる名前で21回電話をかけ、催涙ガスは禁欲を破るものであるか否かといった教理問答のような質問をし、得られた宗教判断に関する答えを宗務庁がコールセンターを通じて行った説明として報じた。この『宗務庁からきびしい宗教判断:催涙ガスは適当である』のような嘘の記事が宗務庁から発せられたものであるとすることは、いかなる倫理的原理とも一致しないものであり、(宗務庁として)この件は世論の判断にゆだねている。」
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:30555 )