湾岸地域の株式市場がスイスの投資家を引き付ける
2013年06月21日付 al-Hayat 紙

■湾岸地域の株式市場がスイスの投資家を引き付ける

【ベルン:タラール・サラーマ】

2013年6月21日『アル=ハヤート』

国際株式市場の状況について、今年の初めから国際投資家は問いを続けている。というのは、ベテランアナリストの予想に反し、最も強力な金融市場は、アメリカやヨーロッパ、スイスや極東などではなく湾岸地域に集中しているからである。

3つの湾岸の株式市場の株価の上昇を監視官が観察したところ、ドバイでは45.9%、アブダビでは35.4%、そしてクウェートでは37.7%の伸び率であった。一方、世界を感嘆させた上昇は、ガーナ証券取引所における49%の伸び率に集中した。

チューリッヒ証券取引所の相場師たちは、投資家たちを引き付けることに成功しているドバイ株式市場での機会を伺っている。これらの投資家は大部分がドバイ地域に住んでいる。これらの投資家は、ドバイ株式市場の株価が長い期間上昇を続けることを確信している。

彼らが期待を強める証拠は十分にある。ドバイ金融市場の「ジェネラル・インデックス」の指数は、2008年、すなわち不動産バブルが崩壊した年以来の高水準に戻っているのである。現在、指数はおよそ2,366ポイントで安定していて、2008年には6,000ポイント、つまり現在の3倍に到達した。また2009年には歴史的最高値に達し、8,480ポイントを記録した。

アラブ首長国連邦の金融市場が近年において急激な変化を経験したのは事実である。スイス人アナリストによると、その現在の回復は不動産と金融部門にその理由が求められるという。不動産と金融部門は5年前のドバイ・ショックの第一要因となっていた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:30560 )