■エジプトがサウジアラビアに融資を求め交渉
2013年6月25日『アル=ハヤート』
【カイロ:マールスィール・ナスル】
アムル・ダラージュ計画・国際協力大臣は昨日、財政赤字助成のために、エジプトがサウジアラビアに対して5億ドルの融資を求め交渉していることを明かし、数日中に署名が行われるとした。同氏はこの融資に関して記者団に対し「この融資はサウジのエジプトに対する融資パッケージの枠組みの中で行われている。その利息は3%であり、8年間で返済、2年の猶予期間が認められている」と述べた。
エジプトは深刻な財政赤字を補おうと努めており、また国際通貨基金との48億ドルの融資交渉も行なっている。この融資はアラブの援助とは反対に、低利子であるかわりに、補助金体制の改革や増税といった条件が課されている。
ダラージュ大臣はおととい、開発計画助成のためのアラブの調整機関との会議を開いた。この機関にはクウェート・アラブ開発基金、サウジ開発基金、アブダビ開発基金、カタール開発基金といった4つの組織が含まれている。加えて同氏は、6つの地域融資機関の責任者たちと会見した。これらの地域機関は2013~2014年の会計年度の国家計画において、優先計画の一部に必要な海外融資確保の調査をするものであり、投資大臣、財務大臣、電力・エネルギー大臣もこれに出席した。
ダラージュ大臣は、この重要な段階での優先計画のために必要な融資の確保を通じての、アラブおよび地域財政機関の、エジプト経済支援に対する熱意を強調した。
(後略)
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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:30561 )