先週水曜日から木曜日にかけての僅かな間に、フルサイズの「自由の春」金貨の価格が3万5千トマーン、ドルの価値が110トマーン下落
金、金貨、およびドル相場の下落傾向が続く中、イランの各市場は先週木曜日〔20日〕に、最大級の下落を経験した。その結果、これらの市場のプレーヤーらは、相場の下落がさらに加速するとの見方を強めている。
ジャーメ・ジャム紙の報道によれば、〔日本で週末の土曜日に相当する〕先週木曜日〔=20日〕は半休であったにもかかわらず、先週のはじめ〔=5月19日土曜日〕、すなわち大統領選挙の結果の第一次発表直後から外国為替市場と金貨市場で始まった相場の下落はこの日も続くなど、相場の下落傾向は明確なものとなった。
1オンス当たりの金の国際価格が乱高下を繰り返す状況の中で、木曜日がスタートした。そして、昨日(金曜日)午後には85ドル近く下落し、1291ドルにまで落ち込む展開となった。こうした状況は、最近の30ヵ月間ほとんど例がない。このような相場の下落の原因は、アメリカ中央銀行〔FRB〕が、QE3〔量的緩和第3弾〕と呼ばれる緩和策の継続について決定を下すために行った、2日間にわたる会議の結果が発表されたことであった。というのも、この会合の結果、長期にわたったこの緩和策が今年(西暦)末で打切られることになったからである。
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■ イランの金・外為市場の動向
こうした中、金の国際価格の下落は、イラン非公式市場でのドル相場の下落と平行する形で、イラン市場における金および金貨市場の相場下落にも影響を与えている。実際、木曜日にドルは水曜日比110トマーン安の3,280トマーンで売買され、ユーロも水曜日比55トマーン安の4,465トマーンにまで下落した。また、18金のグラム当たり価格も約6千トマーン〔約182円〕安の108,500トマーン〔約3,300円〕となった。
フルサイズのイマーム柄の金貨一枚の販売価格も3万5千トマーン〔約1060円〕安の1,000,170トマーン〔約3万円〕になり、1/2サイズは2万2千トマーン〔約670円〕安、1/4サイズは7千トマーン〔約210円〕安、1グラム金貨も8千トマーン〔約240円〕安でそれぞれ取引された。
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( 翻訳者:3413001 )
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