職権を乱用して軍事物資の卵を４つも使いオムレツを作らせ、軍の公金に91クルシュ（約47円）の損害を与えたとして、T.T.上級兵曹長に禁固6ヵ月が言い渡された。

2013年1月13日、テキルダー県マルカラ郡第95装甲旅団司令部で勤務中のT.T.上級兵曹長は、兵舎炊事場で資材調達担当のユスフ・ドアン伍長に朝食のオムレツを作るよう要求した。料理中、旅団司令官のエロル・ウムト陸軍中佐が炊事場を訪れ、朝食の献立にないオムレツを誰に作っているのか問い質した。ドアン伍長は、冷蔵庫にあった、翌日の献立でスープに使用する分の卵４つをT.T.氏のオムレツに用いたことを明らかにした。エロル・ウムト中佐は調書を取り、本件を軍事裁判に持ちこんだ。

■執行猶予5年

6月17日、第2軍団軍事裁判所で審理が行われ、T.T.氏には禁固6ヵ月が言い渡された。本件により生じた損害91クルシュについては、T.T氏.が5年以内に補償する旨が決議された。刑期が2年未満であるため、T.T.氏は服役を逃れた。軍事裁判所は判決を延期し、T.T.氏には執行猶予5年が付く。

■91クルシュの損害

取調べには約3ヵ月かかり、ゲリボル第2軍団司令部軍事裁判所の次席検事、ウウル・ギュルテキン少尉は、4月1日に起訴状をそろえた。起訴内容は、T.T.上級兵曹長が職権を乱用し、朝食の献立と異なるオムレツを作らせ、軍の公金に91クルシュの損害を生じさせたことである

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（ 翻訳者:山根卓朗 ）
（ 記事ID:30596 )