ゲズィ運動で死亡のエテム氏をめぐる諸情報に、遺族反発
2013年06月28日付 Radikal 紙
非合法組織キャンプでのものとされる写真
非合法組織キャンプでのものとされる写真

[アンカラの]クズライで、警察の撃った銃弾によって命を失ったエテム・サルシュルク氏が組織メンバーであること、また組織のキャンプにおいて撮られたとされる写真に関する主張に対して、遺族は激しい反発を示した。

サルシュルク氏の遺族は、本紙の取材に応じ、問題の画像が偽造物であることを説明し、「下請け会社の斡旋で、2012年にハッキャリで建設された軍警察建物の工事現場で働いているときに撮られた写真です」と明らかにした。

警察の銃弾によって死亡したエテム・サルシュルク氏に関して、一日中「組織の一員」であるという方向性で、また組織のキャンプで写真に写っているというような表現があらゆるインターネットサイトでニュースとして載っている。エテム・サルシュルク氏のおばであるチーデム・サルシュルクさんは、写真が本物ではないとのべた。

エテム・サルシュルク氏の兄であるムスタファ・サルシュルク氏も、写真がハッキャリ県テケリの軍司令本部で撮られとし、以下のようなこと を語った。「あれらの写真はエテムのパソコンから見つかったものです。エテムは労働者として働いていた下請け会社によってハッキャリへと派遣されました。 ハッキャリに2ヵ月いました。組織のメンバーとして報道されたあれらの写真は、軍警察の衛所建設工事のときに記念写真として撮られたものなのです。兵士たちと映っているビデオ動画もあります。まったくの中傷であり、配慮の欠けた行為です。」

■「国旗を焼くのをやめろ」と言った

国旗を焼く様子を写した画像に関してはというと、サルシュルク氏は「その日、その場にいた者たちは家にお悔やみを言いにきた。エテムは彼らが国旗を焼いていたとき、『やめろ』と言い、止めようとしたようだ。国旗を焼く画像に写っている者たちは『必要なら、報道に出て俺たちがどんな行動をしていたか述べます』と言っている」とした。

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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:30597 )