イラン・メッラト銀行への制裁措置は無効:イギリス最高裁が判決
2013年06月19日付 Jam-e Jam 紙
【ジャーメジャム・オンライン】イギリスの最高裁判所は、イギリス政府によるイランのメッラト銀行への制裁措置が非理性的だとして、この制裁を無効とした。
ロイター通信の報道によれば、イギリス最高裁判所は2009年におけるイラン・メッラト銀行への制裁が、イギリス政府の誤りであったとの判決を下した。
[この判決に先立ち]欧州連合(EU)一般裁判所は[今年]1月、EUによる2010年のメッラト銀行への制裁を無効とした。この判決を引き金とし、同銀行はイギリスに対し損害賠償を請求している。
メッラト銀行は1月に損害賠償請求のために、[EU諸国]諸政府を訴えるとしていた。
またメッラト銀行の担当者も 、同銀行はイギリス政府に対し5億ポンド[約750億円]の賠償請求をするつもりだ、と語った。
イギリス裁判所判事のジョナサン・サンプションは、イラン最大の民間銀行であるメッラト銀行への制裁におけるイギリス政府の対応は、横暴で非理性的であり不適切なものであった、と述べた。
イギリス政府は同国のすべての金融機関に対し、メッラト銀行といかなる形であれ金融取引を行うことを禁じていた。
関連記事(「ロウハーニー次期大統領「イラン国民の正当な権利については妥協しない」(3)」)
関連記事(「経済制裁、次なるターゲットは自動車とリヤール:一方で米-イ貿易額は大幅増加」)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:8409020 )
( 記事ID:30601 )