オジャラン「健康問題で釈放」のうわさ
2013年07月10日付 Milliyet 紙

民族主義者行動党のユスフ・ハラチオール議員が「オジャランが医師の診断により釈放される」と発言し、その後クルディスタン愛国同盟(KYB)の公式ホームページにも同様のニュースが掲載された。

アブドゥッラー・オジャランが健康問題を理由として釈放されるという情報が、イラクのジャラル・タラバーニー大統領が代表を務めるクルディスタン愛国同盟のホームページで発表された。

民族主義者行動党のユスフ・ハラチオール議員が「オジャランは医師の診断により釈放される。彼の兄弟の話がこの証拠だ」と発言したのち、クルディスタン愛国同 盟の公式サイトPukmediaでも、同じ内容のニュースが掲載された。この中で、トルコで最近、医師の診断書を理由に刑務所を出て、服役が順延された病気の服役囚や拘束中の者がいることについて触れ、イムラル島で服役中のオジャランも診断書によって刑務所から出ることになる、と主張された。またニュースでは、PKK(クルド労働者党:非合法)がこのためにオジャランの釈放を話題にして活動を再開したとし、クルディスタン社会連合(KCK)のスポークスマン、ディヤル・カミシュロがこの件について話したことにも言及された。

■オジャランの体調は危険な状態

カミシュロは、オジャラン釈放が問題解決と和平プロセスにとって重要であると話した。

また、民主社会会議(DTK)共同議長でヴァン選出、無所属のアイセル・トゥールク議員は、オジャランの体調が危険であるとし、政府に緊急の対処を取るよう呼び掛けた。トゥールク議員は書面で、解決プロセスを円滑に進めることの障害となりうる、悪い展開が起きていると発表した。さらに「イムラル刑務所の人権に反した厳しい独房の条件、イムラル島のひどい気候条件が、何年もの間そこに投獄されているオジャランを極めて苦しめており、深刻な健康問題を抱える原因となった」と述べた。

■オジャランへの診察を要求

一方で、カンディルへ赴きオジャランの手紙をKCKの執行部メンバーへ渡した平和民主党員は、手紙の返事を受け取って政府へ届けた。来週実現すると期待されているイムラル訪問の際、平和民主党員はこのKCKの手紙をオジャランへ届けることになる。

トルコ医師連合(TTB)は、オジャランを診察するためにイムラル行きの要求を申請した。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:30754 )