警察監視のもと、ゲズィ運動派はタクスィム周辺で断食明け食事
2013年07月09日付 Radikal 紙


イスティクラル通りからタクスィム広場に通じる出口まで伸びるイフタール(断食明けの食事)の食卓が、広場にはみ出ることを防ぐため、通りの端にTOMA(暴動鎮圧用装甲車)が出動した。

アンチキャピタリスト・ムスリムたちが開く「世界の食卓」の初日となった昨日、イスティクラル通りは大賑わいとなった。

午後8時にガラタサライに集まったグループは、ガラタサライ高校前からゲズィ公園にかけて連なるイフタールの食卓を設置した。新聞紙とテーブルクロスを広げてつくられた食卓の準備は20時47分までかかった。参加者たちは「全ての場所がタクスィム、全ての場所がレジスタンス」、「これはまだ始まりに過ぎない、闘いを続行せよ」とスローガンを叫びつつイフタールの準備をし、皆、持ち寄った食べ物を分け合っていた。

■TOMAによる干渉

通りはスローガンを叫ぶ声で溢れていたが、イフタールの時間が来たことを告げるアザーンが流れると辺りは沈黙に包まれた。アザーンが流れる5分前、イスティクラル通りの入り口、つまり「世界の食卓」の真横にTOMAが接近した。TOMAは「世界の食卓」の方を向き、ヘッドライトを点け、エンジンがかかった状態であった。TOMAが少しずつ「食卓」との距離を縮めようとすると、群衆がそれを阻止した。参加者たちは断食明けの食事を終えた後、ごみを集め、再びスローガンを叫びながら食卓を片づけた。ガラタサライで断食明けの食事をとった人々が、タラーヴィーフ礼拝(ラマダン月に行う特別な礼拝)を、ドルマバフチェのベズミ・アレム・モスクで行うと発表して解散しようとした時、警察がアナウンスを流した:「通りを明け渡しなさい。さもなくば介入する。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白鳥夏美 )
( 記事ID:30755 )