小麦の輸入量、60%増加
2013年07月07日付 Jam-e Jam 紙

 農業ジハード省穀物・豆類・飼料作物局のヘイダルプール局長は、昨年に比べ、小麦の輸入量が60%増加していることを明らかにした。

 デラーヴァル・ヘイダルプール局長はイラン労働通信とのインタビューの中で、「今年〔3月21日〜〕はこれまでに、すでに380万トンの小麦を輸入している。そのうち230万トンは政府系の機関によって、残りは小麦粉協同組合やマカロニ製造企業などによって輸入されたものである」と述べた。

 同氏はさらに、「この数字は、鉱工業商業省によって輸入された60万トンの小麦を除いたものである」と付け加えた。

 同氏はまた、国内の農家も800万トンの余剰小麦を生産していると指摘した上で、「政府は国内の農家から小麦を買い取ることで、かなりな程度輸入を減らすことができる。しかし政府が提案している買い取り価格が低いために、農家は政府に小麦を売ろうとしないのである」と述べ、さらに「政府の買い取り価格が低いために、農家はブローカーや畜産業者と取引するようになっている」と語った。

 デラーヴァル氏は、保証買い取り価格の見直しを模索・要求していることに触れ、「小麦の買い取り価格の見直しに加え、われわれは小麦の積み卸しにかかる費用を、キロあたり40トマーン補助することも政府に提案しているが、残念ながらこれまで政府はこれといった措置を講じてはいない」と語った。

 同氏はまた、「政府が小麦の買い取り価格を見直さなければ、小麦を栽培し政府に売る意欲が農家から失われてしまうだろう」と強調した。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:30759 )