■エジプトが石炭火力発電所の建設を計画
2013年7月17日『ハヤート』
【カイロ:リーム・アブドゥ】
「エジプト電力ホールディングス」の社長であるジャーバル・ドゥスーキー氏は、同社がエジプトで初となる石炭火力発電所の建設のため、韓国、日本、 トルコに技術面での支援を求めていることを明かした。氏はトルコのKCB社に対し、発電における石炭利用の包括的な専門研究の準備において、支援を望 んでいることに言及し、またKCB社がエジプト政府に対し、セメント工場建設のための会社をともに立ち上げることについてのオファーを提出した。この工場は、シナイ半島の「マガーラ(洞窟)」炭鉱からの出力エネルギーを利用することを基本としている。
このトルコ企業のオファーは、300メガワット級の発電所の建設にあたっての炭鉱の石炭の利用に焦点を当てており、このうち150メガワットは新たなセメント工場の稼働に充てられ、残りはこの地域の近接する工場や施設に供給される。
ドゥスーキー氏は、初の石炭火力発電所の建設のため、エジプトの努力が実ることに貢献できるような世界中のあらゆる試みも歓迎すると述べ「電力ホールディングス」が韓国や日本のいくつかの企業に技術支援を求めていることも付け加えた。同氏は、発電所の建設を2017年から2022年の次の五か年計画 の中に組み込むことを確認した。作業の開始から5年以内の建設が予定されており、環境汚染のないよう、発電には最新技術が使用される。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:30847 )