■スペインとモロッコ、経済協力へ

2013年7月18日『ハヤート』

【ラバト：ムハンマド・シャルキー】

モロッコとスペインのアラブ実業家組合が、共同会議をラバートで開催した。この会議はスペイン国王フアン・カルロス1世の後援のもと開催され、両国における可能な雇用機会を議論するもので、成長の収縮や失業の増加、労働分野の減少や経済的・社会的難題の増大の結果、経済が陥った危機的状況を克服するため、スペイン企業による支援の可能性を探る。

フアン・カルロス1世は両国の実業家130人を前にしたあいさつの中で、ヨーロッパの経済危機やグローバル化の課題に対峙（たいじ）するため、また歴史的、文化的な関連性と経済的、商業的利害関係に基づく、地中海西側における豊かな地域の構築のため、統合と連帯の上に成り立つモロッコとスペインのパートナーシップの構築を呼びかけた。

スペイン国王は、世界経済への門戸開放によって近年モロッコが成し遂げた成功と、経済的発展と政治的安定の実現に結びついた大きな改革の実行について称賛した。これらによりモロッコは「アラブ地域と地中海南部の模範的存在」となった。

フアン・カルロス一世は閣僚、民間および軍事関係者、スペイン企業のトップ陣を含む使節団の団長としてラバートを公式訪問し、モロッコ国王ムハンマド6世の歓迎 を受けた。

（後略）

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（ 翻訳者:榎本飛鳥 ）
（ 記事ID:30884 )