家族および社会政策省の調査によると、国民の36.1%は休暇を住んでいる場所で休んで過ごし、32.5%は休暇のための時間がない。25.4%は故郷の村に行って過ごしている。
家族および社会政策省は、18歳以上の国民の休暇習慣を調査した。一週間以上の休暇を大抵どのように過ごすか、1万8626人に尋ねたところ、回答者の36.1%は休暇を住んでいる場所で休んで過ごす、32.5%は休む時間がないと回答した。また、25.4%は休暇を故郷の村に行って過ごすという。集まったデータによると、回答者の10.8%はホテル、ペンションもしくは休暇村へ、4.7%はサマーハウス、2.7%は高原、1.1%は海外、0.9%は果樹園の家(訳注:果樹園内にあり夏の間開放される小屋)へ行く。
また、アンカラとイスタンブルの居住者は故郷へ、地中海地域の居住者は高原へ行く。
田舎に住む人の47.9%は「休暇のための時間がない」一方、都市ではそのような人の割合は26.5%だった。アンカラとイスタンブルの居住者の41%は故郷の村へ好んで行くのに対し、イズミルの居住者は37.6%が住んでいる場所で休むことを希望している。
地域間の差異を見ると、休暇のための時間がないと答えた人の割合が最も高い地域は北東と南東地方で、休暇を住んでいる場所で過ごす人の割合が最も高い地域は、西マルマラと西黒海地方だった。地中海地方は高原に行くことを選択する人の割合が最も高かった。
■大卒者は休暇でホテルに宿泊
性別による調査だが、男性と女性では休暇に関して傾向の差異はない。男女とも回答者の大部分は、住んでいる場所で休むことを選択した一方、最も選ばれなかった選択肢は、「果樹園の家に行く」であった。
65歳以上の回答者では、「故郷に帰る」が明らかに低くなる傾向があったが、すべての年齢グループで、「住んでいる場所で休む」、あるいは「そのような時間はない」の選択肢を選ぶ人が多かった。
読み書きができない回答者の48.9%は休暇のための時間がないとした一方、大学や大学院を卒業した者ではこの割合は11.5%にとどまった。教育水準が上がるほど、回答者は休暇により多くの時間を得ている。教育水準が上がるほど、「ホテル、ペンション、休暇村に行く」、「サマーハウスに行く」、「海外旅行に行く」の選択肢がより多く選ばれていることが目を引く。
読み書きができない人の48.9%、読み書きはできるが全く学校に行かなかった人の44.2%は休暇のための時間がないとした一方、小学校、初等教育、中学校、高校や短大を卒業した人は、多くが住んでいる場所で休んだり、故郷に帰って過ごしている。大学や大学院を卒業した人は37.4%が休暇をホテル、ペンション、休暇村で過ごし、34.6%は故郷や村に帰る。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:30908 )