エジプト:サムスン電子がエジプト国内で200万台のテレビを生産へ
2013年07月20日付 al-Hayat 紙

■サムスン電子がエジプト国内で200万台のテレビを生産へ

【カイロ:マールスィール・ナスル】

2013年7月20日『ハヤート』

エジプト通商産業大臣のムニール・ファフリー・アブドゥンヌール氏は、ベニスエフ県のクーム・アブー・ラーディー地域でサムスン電子がテレビ機器とパネルの生産を開始したことを発表した。これに伴う投資は、第一段階で約18億ポンド(2億6千万ドル)に達し、およそ2,000の雇用機会を直接的または間接的に生み出すものである。

ムニール大臣は昨日サムスン電子の代表と会談し、この計画の最新の状況を分析した。この事業は、サムスン電子にとって中東・北アフリカで最大の拠点とみなされる事業である。また、同大臣はサムスン電子の将来の計画と、同社が直面しているもっとも重要な問題を聴取した。

大臣は、8カ月以内の記録的な速さで、エジプトにおけるこの巨大な計画の設立が終了したことについて述べ、エジプトは地域レベルではなく国際的なレベルで投資の対象として魅力的で、もっとも重要な地のひとつであり続けることを確認した。また同大臣は、エジプトにおける世界的企業の存在は、エジプトが経済的に特異的なメリットを多く所有していることの証拠であると指摘した。そうしたメリットの中には、巨大なの経済ブロックとの貿易協定による連帯があり、それによりこれらの市場に非常に有利な状態で達することができる。加えてエジプトと世界のほかの国をつなぐ優れた地理的位置、エジプト市場がアラブ・アフリカ地域において最大の消費市場とみなされていることがある。

アブドゥンヌール大臣は、経済産業省はサムスン電子がエジプト最大の製品研究・開発センターを設立することに対し、すべての設備・援助を提供すると強調した。この新たなセンターは、世界で用いられている最新の技術システムによって、最新技術の知識の伝達や、年間350人のエンジニアの養成に貢献するものである。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:30913 )