■レバノンは風力発電を行なう能力を持つ
2013年7月23日『ハヤート』
【ベイルート:本紙】
レバノンは再生可能エネルギー、特に風を用いた発電を行なう能力がある。中国のゴールド・ウィンド社の副社長であるトニー・パン氏は、レバノンはこの能力を享受できることを強調し「レバノンでは風は一定で、一年中安定して吹いている。これはウインドファーム(集合型風力発電所)の設立と発電に理想的な環境である」と述べ、この技術を「最良の選択」と評した。
レバノンのハワー・アッカール社は2008年にハワー・アッカール計画を立ち上げ、特にアッカール地方での風速の面からのエネルギー生産の調査と研究をはじめた。同社は中国のゴールド・ウィンド社のレバノンへの代表団の訪問の機会に、再生可能エネルギーについての会談を開いたが、これが、先の6月のエネルギー・水省への入札へと至る最も重要な契機となった。代表団はタンマーム・サラーム首相、エネルギー・水省、レバノン・エネルギー消費合理化センター、国会エネルギー委員会委員長のムハンマド・カッバーニー氏、ウインドファームの分野のアドバイザーや関心のある人々を訪問した。中国の代表団は「再生可能エネルギーから利便を得るためレバノンにて実行される計画」の援助を確認した。
「ハワー・アッカール社」の運営員会の長であるアルビール・フーリー氏は、風力発電のためのウインドファーム建設について「東部アラブ世界での再生可能エネルギーの生産と分配においてレバノンを中心地にする」ものだと述べた。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:榎本飛鳥 )
( 記事ID:30921 )