首相府集合住宅局(TOKİ)は、ウルスダムによって水没するバトゥマンのハサンケイフ郡をラマン山の裾に新しく建設する予定である。
TOKİは、305ヘクタールの用地に4段階で建設される新ハサンケイフの最初の段階が完了した。アルトゥクル様式で設計された7つの異なるタイプの58の住宅がハサンケイフの住民の希望に合わせて提供される。
要求通りにハサンケイフの住民が希望した形での住宅が建設される。TOKİは、ハサンケイフの郡庁舎、インフラと環境整備の工事の入札を8月28日に行う。
■伝統的な様式を反映した都市の中心部
新しい居住区のために用意された305ヘクタールの用地のすべては、開発計画の一環として策定された。この計画がつくられる際、地域の歴史や生活様式、気候条件が考慮された。
ハサンケイフの新たな開発計画は、伝統的な様式を反映した都市の中心部を提供する。ハサンケイフの規模は4街区とみられている。それぞれの街区の中心に教育、保健施設、公園、モスクがつくられる。また公園と休憩所、レクレーション施設、遊歩道も計画されている。
新ハサンケイフの最初の建設段階において、この地域特有の建築様式で設計された7つの異なるタイプの58棟のモデルハウスと郡庁舎、自治体施設、郵便局、郡警察署、教室数24の初等教育学校、商業センター、モスクと汚水処理プラントが建設された。
■アルトゥクル様式が使用された。
ハサンケイフの設計においては、地域の建築文化遺産であるアルトゥクル時代の建築をモチーフとした。
この歴史遺産の主要特徴が、最新の設計に取り入れられた。アルトゥクル様式の窓、大きなアーチのある扉、開放的なホール、特産の石で覆われた住宅は、その建築様式の、最も顕著な特徴を構成している。
さらに地域の経済と社会構造、教育水準と生活様式と気候条件は、機能面において特に留意された。
■ハサンケイフの博物館プロジェクト
TOKİは、ハサンケイフの豊かな歴史の蓄積を考慮して新たな居住区における、「文化公園用地と博物館プロジェクト」を計画してきた。
考古学的な発掘の結果、出土した歴史的作品は、この博物館で展示される予定である。文化遺産公園、博物館と観光教育を施す職業高等教育機関の建設を続けるプロジェクトにおいて、ハサンケイフの人々の埋葬を可能にするための地域特有の建築様式を持つ墓地の計画も建築工事の一環として急ピッチで進められている。
ハサンケイフのシンボルである歴史的な橋とエル・ルズク・モスクの移転のためにオリジナルをもとにしたモスクと橋も建設される。
■公共施設も建設予定である。
新ハサンケイフにおいて、地域の建築様式で設計された家とともに公共施設も建設予定である。学校から病院まで、一つの郡に必要なすべての公共施設が、新ハサンケイフに建設される。10床の病院、図書館、教員住宅、博物館、カルチャーセンター、スタジアム、軍警察施設、ムフティー局、農業局、教育局、県特別行政局、3つ星ホテル、郡知事庁舎、小規模工業団地、商業センター、2つのモスク、交番と3つの初等教育学校、高校、体育館と幼稚園が建設予定である。
特産の石は、外側を覆うものとしてすべての公共施設に使われる予定である。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:30994 )