イエメンでのイラン人外交官拉致、犯人はアル・カーイダか
2013年07月23日付 Jam-e Jam 紙
AFP通信はあるイエメン情報筋の話として、イエメンでのイラン人外交官拉致にアル・カーイダが関与している可能性を報じた。
他方、イラン学生通信がイエメン警察の発表として伝えたところによると、拉致犯の身元は不明とのことである。
また、イラン外務省報道官はメフル通信とのインタビューの中で、イラン人外交官がアル・カーイダによって拉致されたとの報道について、「このことについて確認された情報を、われわれは有していない」と述べた。
武装した男たちがイエメンの首都サヌアにあるイラン大使館の事務職員ヌールアフマド・ニークバフトを拉致したとの報道が伝えられたのは、日曜日のことだった。
セイエド・アッバース・エラーグチー外務省報道官はこれについて、「イエメン政府にはイエメン駐在のイラン人外交官の生命を守る責任があると、われわれは見なしており、そのことをすでに〔イエメン側には〕伝えている。彼の釈放に向けて、イエメン政府が尽力することを期待している」と語った。
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エラーグチー報道官はまた、メフル通信とのインタビューの中で、パキスタンで行方不明になったイラン人登山者らについて、「在中国および在パキスタンのイラン大使館は、本件について徹底的に調べているところだ」と語った。
同報道官はさらに「パキスタン政府と調整した結果、同政府はヘリコプター1機と捜索隊を〔ヒマラヤ山脈方面に〕派遣したが、今のところ成果は上がっていない。〔イラン人登山者の安否確認のために〕地元住民を活用しているところである」と付け加えた。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31039 )