■エジプト:青年層の失業率が28%を超える
2013年8月13日『アル=ハヤート』
【カイロ:リーム・アブドゥ】
エジプト雇用促進・就業人口統計センターの発表によれば、青年層(18∼29歳)の平均失業率が28.3%に達し、男性の失業率は21.3%、女性のそれは49.7%となった。また同機関は学歴別青年失業率についても発表し、男子の場合、大卒以上の高学歴者の失業は37.8%に達しており、一方中・高卒者の失業は24.3%へ、無学歴者の失業は7.9%へとそれぞれ減少したと指摘している。
同機関によるエジプト青年層失業率の発表は、世界青年の日にちなんで行われており、女子の学歴別失業状況についても、大卒以上の高学歴者の56.5%が失業しており、一方中・高卒者の失業は53.9%に、特に無学歴者の失業は1.1%にまで減っていることを明らかにした。
さらに同機関は、「青年層の労働力全体に占める割合は50%を越えている」ことを明らかにした上で、「青年就労者の社会保険加入率は35%、健康保険加入率は24.8%にとどまる」ことや、「青年勤労者に占める正規労働者の割合は46.9%で、期間限定の契約労働者が35.8%もいる」ことを指摘した。
同機関の発表では、青年層(18∼29歳)人口は1940万人(エジプト総人口の23.6%)で、男51.2%、女48.8%である。
国立・私立の大学・その他高等教育機関在学生は200万人であり、54.8%が男性、45.2%が女性である。国立・私立の技術系中級専門学校生徒数は7万6483人で、男子学生が57.2%、女子学生が42.8%である。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:31162 )