北シリア・ロジャヴァのクルド系市民襲撃事件に調査団
2013年08月13日付 Radikal 紙
イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領の呼びかけで開かれたクルド国際大会準備委員会は、昨日、市民を標的とする襲撃の報道を調査するため、クルド人が暮らすシリアのロジャヴァ地域に派遣される調査団を発表した。
調査団は、シリアの(PKK関連組織の)民主統一党(PYD)の武装組織YPGの兵士に警護されることが明らかとなった。また民主統一党のサーリフ・ミュスリム共同代表が昨夜2度目となるトルコ訪問を行ったことも発表された。
北イラクの街セラーハッディンに昨夜集まったクルド国際大会準備委員会は、夜遅くまで続いた話し合いの後シリアのクルド系住民の大半が暮らすロジャヴァ地域に、調査を行う調査団を派遣することを決定した。(この決定は)イラク・クルド自治政府のマスード・バルザーニー大統領の呼びかけにより実現した。準備委員会が組織する調査団について、誰が何人でいつシリアへ向かうのかについては安全上の理由で公開されなかった。ロジャヴァで市民を標的とした襲撃事件が起こっていることについて調査を行う予定の調査団は、同時にPYDとイラク・クルド民主党(IKDP)の間の論争となっているシリア―イラク・クルディスタン間にある国境門についても調査を行う。
■PYDミュスリム共同代表、トルコ訪問
Rudawというインターネットサイトで公開された情報によると、シリアへ向かう調査団はロジャヴァ地域でPYDの武装組織であるYPG兵によって護衛されることが明らかとなった。また同サイトによると、シリア民主統一党(PYD)のサーリフ・ミュスリム共同代表は、昨晩アルビルを発ち飛行機でトルコに入国したことが明らかとなった。
PYDのサーリフ・ミュスリム共同代表は、およそ20日前にもイスタンブルを訪れ、外務省幹部らと面会した。トルコ訪問後ミュスリム氏は、イランからの招待でテヘランに向かいイランの高官らとシリアの現状について情報を交換した。
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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:31166 )