ロックシンガー兼イマームに、宗務庁とりしらべ
2013年08月15日付 Radikal 紙


「ロックシンガー兼イマーム」として知られるプナルバシュ村モスクのイマームであるアフメト・ムフスィン・チュゼル氏に関して、県ムフティー局による取り調べが始まった。

プナルバシュ村モスクのイマームであるアフメト・ムフスィン・チュゼル氏は、先週アンタルヤ県カシュ郡で行われたコンサートによって有名となり、「ロックシンガー兼イマーム」として広く知られるようになった。そんなイマームについて、県ムフティー局が取り調べを始めた。

アンタルヤ県カシュ郡でイマームを務めるアフメト・ムフスィン・チュゼル氏とその友人らによって構成されたグループ「フィロック」は、コンサート後に宗務庁に拘留された。ムフティー局は、宗務庁へ尋問開始要求書類を送付し、問題調査のために当局に監査人派遣を要求している。

■イマームは普通の公務員ではない

アンタルヤ県でムフティーを務めるアフメト・チェリキ氏は、ムフティーとしてのチュゼル氏に関する取り調べの結果、報告書を宗務庁に送付すると述べた。ムフティーであるチェリキ氏は、「ロックシンガー兼イマーム」として知られるチュゼルのパフォーマンスの活動目的を調べており、「イマームは普通の公務員ではありません。この状況は、一般の役人にとっては普通のことですが、我々にとっては普通のことではないのです。」と語った。

プナルバシュ村モスクのイマームを務めるチュゼル氏は、エルキン・コライの旧ギタリストであると同時にクランプグループの創立者の一人であるドアン・サキン氏、ドラマーのイドリス・トゥブヂル氏そしてセルダル・ラマザンオール氏と共に「フィロック」というグループを5月に結成した。チュゼル氏は、8月10日に自作の曲目でカシュ・マリーナにおいて初のコンサートを行った。スーフィー音楽とロック音楽を融合した歌に対しては、熱狂的な反応もおきた。SNSで脅迫コメントを受けたと明かすチュゼル氏だが、メッセージを書いた人の特定を要請するとともに検察を非難した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:加園千尋 )
( 記事ID:31172 )