アナトリア通信が文化観光省からのデータで行った分析によると、今年の上半期で、およそ1699万9539人がトルコにやってきている。この数字のうち244万5398人が国外で居住しているトルコ人、1454万9641人が外国人観光客となっている。
上半期において、トルコに来た1454万9641人の外国人観光客のなかで、ドイツ人が198万9620人で1位、ロシア人が169万5151人で2位となっている。このデータは、トルコにやってくる観光客の約4人に1人がドイツ人かロシア人であるということを示している。別の比較を行うと、ドイツ 人とロシア人観光客の合計人数は、アンタルヤの人口209万2537人より多く、400万人というイズミルの人口に近い。別の言い方をすると、キリス、 カラビュク、ヤロヴァ、ウードゥル、アルダハン、バルトゥン、バイブルト、トゥンジェリ、スィノプ、ネヴシェヒル、クルシェヒル。ビレジキ、ビンギョル、ボル、ブルドゥル、チャンクル、エルズィンジャン、ギュムシュハーネの合計343万4552人より多くのドイツ人とロシア人がトルコを訪問している。
■2人に1人はヨーロッパからやってくる
上半期のデータによると、トルコに最も多くの観光客を送り出している国の順位は、ドイツとロシアにイギリス、ブルガリア、グルジア、イランが続いている。 トルコは、ヨーロッパ諸国とともに、アルジェリア、モロッコ、リビア、チュニジア、南アフリカ、アラブ首長国連邦、カタール、クウェート、イエメン、バングラデシュ、中国、インド、シンガポール、タイ、エクアドル、ケニア、オーストラリア、コロンビアのような世界各国、様々な文化圏からの訪問客がある。
内戦の起きているシリアから今年の上半期でトルコを訪れた人の数は、昨年の同時期に比べると133.5%増加した。上半期にシリアからトルコに 66万3772人がやってきた。シリアから昨年の上半期には28万4251人がトルコに来ていた。2012年の上半期と比較すると、今年の上半期にタイか らの観光客が124.1%、コロンビアが79.7%、アルゼンチンが78%、イスラエルが80.3%、オセアニアから(オールトラリア、ニュージーランド 等)が59.4%、バングラデシュが51%、ルクセンブルクが50%増加した。
上半期で南キプロスからの観光客数は、37.4%、ポーランドからは4.65%、イランからは4.39%減少した。上半期にトルコに来た観光客の2人に1人はヨーロッパからで、ヨーロッパから753万8374人がトルコを訪問した。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:31209 )