TRT、人気ドラマを放送中止に―ゲズィ運動支持のせい?
2013年08月20日付 Radikal 紙


TRT(トルコ国営テレビラジオ放送)で最も人気のあるTVドラマ、『レイラとメジュヌン』。その出演者やスタッフらがゲズィ運動を支持したことを受けて、TRTの運営サイドが当ドラマを放送中止とする決定をしたことが(前から)話題になっていた。ドラマの視聴者はというとソーシャルメディアを利用した署名活動を開始し、番組の他のテレビ局への移動を求めていた。

人気ドラマの一つである『レイラとメジュヌン』、その放送が中止とされた。番組作成者のうちエフラトゥン・フィン氏は当ドラマ放送中止の旨をツイッターで知らせた。

当氏は、TRTがドラマを打ち切りとしたことを「私たちが制作担当していた『レイラとメジュヌン』というドラマが打ち切りとなり、その知らせをTRT側より受けました。関係者の皆様、特に視聴者の皆様、本当にありがとうございました。」とツイートした。

ドラマの脚本家ブラク・アクサク氏は「『レイラとメジュヌン』を103話にわたって放送していただいたTRTに感謝します。ここまで、ということだったのでしょう」とツイートした。

■TRT側「ネット上では見られているが、番組視聴率は低下」

TRTの幹部らは問題について次のように述べた。
「ドラマの放送を中止するかどうかは来週決定される予定です。この問題に関しドラマの制作者であるオヌル・ウンル氏をアンカラへ呼び寄せました。ドラマの視聴率が下がり気味であることを彼に伝えました。まったく奇妙なことなのですが、この番組は放送翌日にネット上で信じられないほど視聴されます。TRTでの放送は誰も見ないというのに。TRTではどのようにすればドラマに注目を集められるかを当氏と話し合いました。現時点では検討中です。ドラマを打ち切りとするかどうかは来週に決定が下ります。」

■タイラン氏による発表

当ドラマの役者アフメト・ミュンタズ・タイラン氏はツイッターでの発表で、TRTがドラマの打ち切りをエフラトゥン・フィリン氏へ伝えたことを述べた。

タイラン氏は「TRTは『レイラとメジュヌン』を打ち切りとする旨をフィリンさんへ伝えました。支えてくれた視聴者のみなさんに心から感謝を述べます。こんなこともあるし、まあ、なんとかなる」とツイートした。

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( 翻訳者:飯野純平 )
( 記事ID:31255 )