レバノンで誘拐の2THY操縦士から、肉声メッセージ
2013年08月29日付 Radikal 紙


レバノンで放送を行っているあるテレビ局はベイルートで誘拐されたトルコ航空(THY)操縦士の肉声メッセージと写真を放送した。

LBCテレビは二名の操縦士の写真にかぶせて肉声メッセージを放送した。その中で一等操縦士のムラト・アカプナル氏は誘拐に関して、「なぜ私達が誘拐されたかという質問すると彼らは私達に『九人のレバノン人がハザズ地方で誘拐された。彼らを助けることができるのはトルコだ。』と言いました。トルコ政府が私たちを救うための努力をしている事を知っています。THY、トルコ、友達、兄弟のイルファンへ感謝しています。」と述べた。

■再会を待ち望む

ムラト・アージャ氏はこのように話す。「今日は2013年8月28日水曜日です。私は第二操縦士のムラト・アージャです。まず、私達を助けるために努力をしてくださった皆さんに尊敬と感謝の意をささげます。家族、子供達、国民の皆さんをとても恋しく思います。一刻もはやく苦しみが終わること、愛する者達と再会できることを強く待ち望んでいます。」

二人の操縦士の家族は前日、アブドゥッラー・ギュル大統領と面会した。タラビヤ官邸で行われた面会にはムラト・アージャ氏の妻ヌル・アージャさん、ムラト・アカプナル氏の妻ディレッキさん、父のリファットさん、兄弟のイルファン・アカプナルさんが列席した。約一時間の再会の後、イルファン・アカプナル氏は「パイロット達を軍事作戦によって救出するという考えを、正しいとは思わない。」と話していた。

■21日間人質に

8月9日、武装した人々が、イスタンブル~ベイルート間のフライトを行ったTHYの職員をベイルートの空港からホテルへ送迎する送迎車両を止め、ムラト・アカプナル氏とムラト・アージャ氏を誘拐した。事件に対し、「イマーム・ルザーの巡礼者達」という名のグループが犯行声明を出している。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:31301 )