これがEU基準準拠の新運転免許証
2013年08月31日付 Milliyet 紙


この度、EU基準に準拠した運転免許証のデザインが公開された。

新運転免許証はピンク色の割合が多く、ターコイズブルーとベージュがあしらわれ、電子チップではなくQRコードによる識別となる。
QRコードには、ドライバーの指紋、国民ID番号、血液型などの情報が記載されるほか、新運転免許証には偽造防止のための8種類の特殊技術が使用されている。

運転免許証をEU基準に準拠させるため、警察庁がおこなってきた取り組みも最終段階となり、今回、新たな運転免許証のデザインが決定した。

サバフ紙の報道によると、運転免許証の色はEU各国で使用されているものと同様に、ピンクがベースになる。また新運転免許証はポリ塩化ビニル製ではなくポリカーボン紙で、 1枚あたり3ドルで2400万枚が製造されることも決定した。

■赤外線染色を採用

新免許証はこれらの技術により、さらに耐久性に優れ吸水性は低くなる。様々なレーザー画像、透過性UV蛍光インク、ホログラム印刷などが使用され、裏面にはデジタルシーリング技術、赤外線またはリン光染色、文字や象形のエンボス写植などが用いられる。


警察庁は、プログラムに問題が起きなければ2014年4月にも新免許証配布を開始する予定だ。免許証の表面には、新月と星のトルコ国旗が目立つように配置されている。表面にはまた、UV光(青色)で視認できる「TR(トルコ)」の文字と、新月と星のマーク(トルコ国旗)が印刷される。またトルコ国旗の左側には、運転免許証の高度なセキュリティを示すかのように、シーリングで覆われた指紋をバックにした「運転免許証」の文字がみられる。表面には免許証保持者の氏名・生年月日・トルコ国民IC番号・免許取得年月日などがレーザーで印刷される。

■顔写真は小さめ

運転免許証保持者の顔写真は、免許証表の星印下に配置される。顔写真は従来に比べ小さく、免許証にレーザー印刷でプリントされ、写真表面には不正やコピー防止用の特殊ホログラムが施される。表面にはまた、公的機関承認のホログラムがあり、そのすぐ脇に、車両の持ち主として運転可能な車種を示す運転者階級が印刷されている。

免許証裏にはドライバーの個人情報がICチップではなくQRコードで印刷される。
QRコードには、ドライバーの指紋、国民ID番号、血液型などの情報が内蔵され、裏面には個人の血液型、運転可能車種を示す階級なども記載される。新運転免許証は発行から5年以内の免許証更新が義務づけられる。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:31320 )