エルドアン首相、国連のシリア対応を批判
2013年09月02日付 Radikal 紙


エルドアン首相は、「スィイルト週間」の閉会式で演説した。首相が批判した矢の先には、国連もあった。

■「世界は、5つの国よりも大きい。この運動を私は支持する」

「国連がシリア問題で何もしないかったことは、人類史に汚点を残した。国連を、5つの常任理事国のいうことだけに閉じ込めておくことは、決して民主的なことではない。非民主主義的だ。(中略)青年たちは、「世界は、5つの国よりも大きい」という運動をはじめた。私も。この運動を支持する」

■国連の態度は、アサドに力を与えた

「国連の態度は、アサド政権に力を与えた。示唆を与えた。世界中が心配して見守っているときに、国連は、手をこまねいていた。国連が何もしないことは、人類史の汚点となった。5つの常任理事国の発言だけに縛られることは、政治とばいえない。圧政だ。非民主的だ。」

「国連安全保障理事国は決定できない理由は、2つの常任理事国のせいだ。どうして、これに縛られなければならないのか。」

「同じことはエジプトについてもいえる。我々はこれに黙ってはいない。トルコとして、流血を止めるあらゆる提案に賛成する。我々が望んでいることは、狙撃兵の犠牲となったエスマーたちが、これ以上増えないことだ。銃弾をあびた冷たい遺体はもうたくさんだ。」

「この問題について国際社会の反応は遅すぎることを、あらゆる機会に訴えてきた。水曜日からG20サミットがある。20か国に対し、これを訴える。」

「シリアで、一時的な対応は不十分だと強調したい。アサド政権はただちに退陣すべきだ。彼は、国外にでるべきだ。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:31330 )