間もなく始まる、夜間アルコール店舗販売規制
2013年09月01日付 Milliyet 紙


物議を醸した「夜間アルコール店舗販売禁止規制」が9月9日に始まる。夜の20:00から朝の6:00の間にアルコール飲料は小売販売されなくなる。

一括法案によって導入され、物議を醸した「夜間アルコール店舗販売禁止規制」は9月9日に始まる。夜の20:00から朝の6:00の間にアルコール飲料は小売販売されなくなる。同規制(の適用範囲は)はスーパー、売店、たばこスタンド、食料雑貨店、卸売店を含む。

アルコール飲料は店の外から見える形ではショーウィンドウに飾られなくなる。アルコール飲料はレストラン、食堂、ナイトクラブ、バーなどの場所では時間制限なしにいつでも販売される。しかし、その施設の外での消費のためのアルコール販売は行うことができない。この規制は、公園、庭園、ビーチや屋外での結婚式でアルコール飲料を飲むことに関する禁止法に基づいて制定されているという。

■学校や予備校に隣接

教育機関や予備校、学生寮や宗教的な場から少なくとも100メートル以内でのアルコール販売販売は禁止される。なお観光業者はこれの適用外となる。学生寮、病院などの保健機関、スタジウムやジム、教育機関、ケーキ屋、喫茶店、カードゲームを行う店、ガソリンスタンドや食堂ではアルコール飲料が販売されなくなる。18歳以下の者にもアルコール飲料は販売されない。

■警告文書

アルコール飲料の広告や紹介を禁止する法律は、アルコール飲料の奨励、奨励キャンペーン、プロモーションやイベントも禁止する。テレビで放送されるドラマ、映画やミュージックビデオでアルコール飲料を奨励する映像は放送されなくなる。アルコール飲料のパッケージ上にもアルコール飲料の害を示すトルコ語の警告が書かれる。

また交通規制で1.00パーミル(=0.1%、パーミルは血中アルコール濃度を示す指標)以上のアルコールが検出された者は2年以下の禁固刑に処される。1.00パーミルは2杯分のラク(トルコの蒸留酒)、または4本分のビールに相当する。自家用車では0.50パーミル(0.05%)、他の車両では0.20パーミル(0.02%)以上のアルコールが検出された運転手が交通事故の原因となった場合において運転手に刑法の規定を適用する。またアルコール測定に応じないものには、2千トルコリラの罰金刑に処され、2年間免許証が没収される。運転席ではもはやタバコは吸えなくなる。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:31345 )