PYD代表、オジャランとの面会要求
2013年09月08日付 Milliyet 紙

シリアのクルド系政党PYDのサリフ・ミュスリム共同党首は、トルコとの話し合いが続いている中、アブドゥッラー・オジャランとの面会を要求すると述べた。

シリアのクルド系政党PYDのサリフ・ミュスリム共同党首は、トルコとの関係の進展を受けてアンカラに事務所を開く可能性があると述べた。ヨーロッパで放送を行っているSterkテレビの生放送に出演したPYDサリフ・ミュスリム共同党首は、トルコを敵対視したことはないし、トルコに害を及ぼしたこともないと述べつつ、次のように話した:

「トルコによって私たちはようやく理解されました。私たちは常に対話を重視してきましたし、トルコ訪問によりこれを実現させました。トルコも私たちに対して、私たちもトルコに対して不安がありました。これは全て、誤解が原因でした。ひとつひとつ、友情の絆をつくっていきたいと思います。これには少し時間が必要です。外務省と互いに尊重しあいながら話し合っています。MIT(国家諜報機構)とは話し合っていませんが、外務省関係者らと協議を重ねています。トルコは私たちのとの関係が良くなれば、全クルド人の共感を得ることができるでしょう。なぜなら全てのクルド人の目はロジャヴァにあるからです。」

■オジャランとの面会も要求

PYDのサリフ・ミュスリム共同党首は、トルコとの互いの要求のすり合わせと、両国の関係を受けてアンカラに事務所を開く可能性について述べ、これを議題に乗せていくと話した。また、「私たちはまだ、道のはじめにいます。今後話し合いの調整が行われるでしょう。私たちは国家ではないので、トルコに対して外交ルートを通したロジャヴァへの招待ができないのです」と語った。ミュスリム共同党首は、トルコと協議を続けつつ、将来的にイムラル島でのアブドゥッラー・オジャランとの面会も要求するであろうと述べた。

■「アメリカからも招待を受けた」

シリア問題について今までのところ、トルコ、イラン、ロシアと協議を行い、アメリカからも招待を受けたと言うPYDのサリフ・ミュスリム共同党首は、すぐにでもこの国へ行くつもりだと述べた。

PYDミュスリム共同党首は、以前行った会見で、アルカイダと関係のあるヌスラ・グループとの衝突があったにもかかわらずアメリカは自分たちを承認してこなかったと述べ、「私たちはアメリカの敵と戦っているが、アメリカは私たちにビザ一つすら与えない」と話していた。

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( 翻訳者:小川まどか )
( 記事ID:31393 )