カッパドキアで日本人観光客、殺される―強盗?
2013年09月10日付 Zaman 紙


カッパドキア地方の最も重要な観光拠点の一つであり、岩窟教会や女子・男子修道院を見に国内外から毎年100万人の観光客が訪れる町ギョレメで、渓谷を散策していた日本人2名が何者かによって襲撃された。刃物による襲撃により日本人1名がその場で亡くなり、もう一人は負傷したところを通りかかった観光客らによって発見され病院に搬送された。

日中、日本人の友人であるTさんとともにギョレメのゼミ川渓谷を観光していた日本人の栗原舞さんは、ゼミ渓谷で未だ特定されていない単独もしくは複数の犯人によって襲撃された。刃物による襲撃により、栗原舞さんはその場で亡くなり、Tさんは負傷しているところをゼミ渓谷を散策していた観光客らによって発見された。

Tさんは、観光客らによる通報を受け現場に駆けつけた112番救急隊によって最初の救命処置を受けた後、治療のためネヴシェヒル・シェヴキ・アタサグン国立病院へ搬送された。亡くなった栗原さんの遺体は国立病院の安置所に移された。

ネヴシェヒル県のメフメト・ジェイラン知事は、会見を開き次のように述べた。
「今日13時45分頃郡警察156へ、ネヴシェヒル県ギョレメのゼミ渓谷で日本人観光客2名が刃物によって襲撃されたという報告が入った。
(軍警察が)現場へ向かい、日本人観光客の栗原舞さんが亡くなり、Tさんが負傷したことを確認した。共和国検察局は事件に関する捜査を開始し、郡警察が容疑者逮捕のための活動を続けている。この悲しい事件の犯人は、我々が一刻も早く逮捕する。この事件は我々にとっても残念で悲しい。必ず犯人を逮捕し罰する。」

■日本人観光客の遺体はアンカラ法医学協会へ

ネヴシェヒルの中心部へほど近いギョレメのゼミ渓谷において、刃物による襲撃を受けた日本人女性観光客2名のうち、死亡した栗原舞さんの遺体は検死を行なうため、アンカラ法医学協会へ移された。

ゼミ渓谷を散策していた栗原舞さんとTさんは、単独もしくは複数の何者かによって刃物による襲撃を受け、栗原さんはこれによりその場で命を落とし、負傷したTさんは救急車でI・シェヴキ・アタサグン・ネヴシェヒル国立病院へ搬送された。

首と身体に何か所にもわたって刃物による傷を受けたTさんは、この病院で手術を受けた。手術は成功し、命に別状はないという。

亡くなった栗原さんの遺体は、I・シェヴキ・アタサグン・ネヴシェヒル国立病院の安置所に移された後、検死を行なうためにアンカラ法医学協会へ送られた。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:31404 )