ガラタサライが今日行った9月定例評議会において、財務諸表が評議員へ発表された。
ガラタサライが今日行った9月定例評議会において、財務諸表が評議員へ提出された。しかしながら、この発表が行われる前に、メディア関係者が会場の外へ出るようにとの申し立てがあり、この申し立てに従って、メディア関係者は退場させられた。
評議会以前に、評議員へ配布された財務諸表は、評議員たちの批判の的となった。ガラタサライの総財務諸表には、ガラタサライのスポーツ株式会社 (Sportif A.Ş)のみの借金が7億2500万トルコリラに達し、この数字にガラタサライのサッカークラブの借金も加えると、さらなる金額になる、とだけ強調されており、執行部はこの件に関して批判された。
■収入増加、支出も増加
ガラタサライ・スポーツ株式会社は、2012~2013年シーズンにおいてチャンピオンズリーグから得た収入は約3億3580万トルコリラで高収入となっ た。ガラタサライ・スポーツ株式会社が、一昨年2億8000万トルコリラの収入を得たことを考慮すると、5600万トルコリラの収入増加を得ている。だが、 会社の支出は去年3億1600万トルコリラである一方で、2013年度は4億3400万トルコリラとなった。このように、借金は去年に比べ、1億1800万トルコリラ増加した。
財務諸表によると、ガラタサライは近年継続的に赤字増加を示している。数年に渡り赤字増加の様子は、次のように明らかとなった。
2010年度 赤字4000万トルコリラ
2011年度 赤字7900万トルコリラ
2012年度 赤字3600万トルコリラ
2013年度 赤字9980万トルコリラ
■ファーティフ・テリムにより生じたこの危機の理由は?
ガラタサライ評議会において、ファーティフ・テリム監督とトルコ・サッカー連盟の間で最近起こった出来事も議論の的となった。旧監督アフメト・オズドアン氏は、ヴィジュアルプレゼンテーションによってスピーチを行い、執行部を厳しく批判した。
オズドアン氏は、サッカー連盟会長ユルドゥルム・デミルオレンが最近ガラタサライとウンサル・アイサル会長の両方に否定的な発言をしたことや、ファーティフ・テリム監督がトルコ代表チームを兼任していることに触れなかったとして、ウンサル・アイサル氏と執行部を批判した。
アフメト・オズドアン氏のスピーチは以下の通り。
ファーティフ・テリム氏のトルコ代表チーム監督就任についてのエルドアン首相の発言はただの希望でしかなく、サッカー連盟との面会をテリム氏に認めたのは誤りである、と語った。テリム氏が2チームを同時に指導することは不可能であり、ガラタサライの監督業のみを行うための体勢を整えるべきだ、と提案した。こうした展開後に、テリム氏に契約を持ちかけることは、つまり、テリム氏のガラタサライへの忠誠を問うことになると喚起した。
加えて、オズドアン氏は7月3日のガラタサライのアドナン・ポルタ監督への暴言が明らかなガラタサライ・クラブメンバーのギョクセル・ギュムシュダー氏に、何の処罰も与えられていないことに対しても、執行部を追求した。
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( 翻訳者:加園千尋 )
( 記事ID:31417 )