ロマ系住民地区で、発砲事件
2013年09月17日付 Radikal 紙


ロマ系住民が多く住むバルケスィル県のギュムシュチェシュメ地区で、2つのグループの間で発砲事件が起きた。夜に発生した事件は朝まで続き、警官2名を含む計6名が負傷した。

彼らはギュムシュチェシュメ地区で「ふるい売り」と呼ばれ、地区内の小売店や結婚式の主催者にお金を恵んでもらっている。日曜日の夜も地区内で行われた結婚式に赴き、施しを頼んだが、主催者が彼らの要求を拒むと空気が張り詰めた。

昨晩、187番通りでは、2グループの間で走った緊張が銃撃戦へと変貌した。2件の家からエアソフトガンと拳銃による発砲が双方向に飛び交い、警察の介入もむなしく、衝突は朝まで続いた。

■特殊部隊と機動隊まで出動

銃撃戦が全く止まなかったため、今日10時ごろ機動隊と特殊部隊が現地に投入された。警察が呼び掛け、発砲を止めるようにと告げた。しかしながら反応が全く見られず、警察は発砲している家屋へ催涙弾を打ち込んだ。その後、家に突入し事件の関係者一人一人を逮捕した。

■赤ちゃんが死んだと思った

事件の際、名前不詳の若者は額に流れ弾がかすって負傷し、警察によってタクシーで病院へと搬送された。一般市民と県警察局のハリル・カラタシュ局長はじめ多くの警官が催涙弾の影響を受けた。また、ある女性は赤ん坊が催涙弾によって死んでしまったと思い、ヒステリー状態になった。赤ん坊の意識が取り戻ると、母親と周りの者はホッと一息ついた。また、発砲事件に関わった者が潜んでいた家で、てんかん持ちの青年が気絶していた。青年は手錠がかけられ、その後救急車で病院へ搬送された。

■1名重症

事件に関与したことが明らかとなった20名は逮捕された。数時間に及ぶ衝突では、警官2名を含む6名が負傷し、そのうち44歳のイスマイル・サイさんは重症であることがわかった。負傷者はバルケスィル国立病院とアタテュルク国立病院に搬送された。警察は地区の警備を続けている。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:31468 )