イラン外相、トルコ外交を批判
2013年09月19日付 Cumhuriyet 紙
イランのムハンマド・ジェヴァド・ザリフ外務相は、イランとトルコは多くの問題で共通する意見を持っているが、シリア問題においてはトルコ政府が「とても危険で誤った政治を展開している」ことを批判した。
イランのムハンマド・ジェヴァド・ザリフ外務相は、イランは化学兵器使用を強く非難しており、国連監視団による化学兵器使用の調査に対し許可を出すようシリア政府に求めた、と述べた。
シリアでの政治的解決を目指して「影響力のある外国や、全てのシリア国内のアクターへ、テーブルにつくために圧力をかけること」を呼びかけたザリフ氏は、イランとトルコが多くの問題で共通の見方をしているのに、シリア問題に関しては「トルコ政府がとても危険で誤った政治を展開している」と批判した。
ムハンマド・ジェヴァド・ザリフ氏はイラン通信社にメッセージを送り、「シリアのために政治的決定プロセスが遅れているとするならば、それは、この地域全体の問題である。軍事介入はなんら解決方法とはならない。残された道は二つだ。その一つは、現在シリアで起こっていること、すなわち混乱と同胞殺しである。二つ目は、政治的決定のために努力をすることだ」との表現を用いた。
イランの外務大臣は、トルコのシリア政策を批判する際に、「我々は、多くの問題でトルコと共通の考えをもっている。しかし、シリア問題においては、トルコ政府はとても危険で、誤った政治を展開していると考える」と表現した。
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( 翻訳者:矢加部真怜 )
( 記事ID:31480 )