革命防衛隊ゴドゥス部隊司令官「アメリカにイスラーム体制の転覆など不可能」
2013年09月26日付 Jam-e Jam 紙
ガーセム・ソレイマーニー少将は、イスラーム共和国体制の転覆を追求してはいないとのオバマ発言に対し、「あなたのこうした発言は、好意から発せられた発言ではなく、むしろ無力さの表明である。あなたはイスラーム体制の転覆を目指すことなどできなかったし、今もできないのである」と述べた。
イスラーム革命防衛隊ゴドゥス部隊〔※対外部門を担当する革命防衛隊の主要部隊の一つ。なお、英文でQudsと表記されるために、日本の新聞では「クッズ部隊」と誤って表記されている〕のガーセム・ソレイマーニー司令官は「ケルマーン州 聖なる防衛殉教者大会」の場で、「オバマは、《われわれはイラン・イスラーム共和国体制の転覆を追い求めてはいない》などと言ったが、その理由は転覆することなどできないからだ」と指摘した。
同氏はさらに、「アメリカは今日まで、イスラーム共和国体制の転覆のために、全力を尽くしてきたのである」と述べた。
同氏はアメリカに向けて、「あなた方の努力の重要な部分は、今日までイスラーム共和国との対決に向けられてきた」と述べ、さらに「あなたはイスラーム共和国体制の転覆など目指してはいないなどと言っているが、それは好意から発せられた発言ではなく、むしろ無力さの表明である。あなたはイスラーム体制の転覆を目指すことなどできなかったし、今もできないのである」と明言した。
ソレイマーニー少将は「アメリカは過去35年間にわたって、最も卑劣かつ最も悪質な行為をイスラーム共和国体制に対して行ってきた。こうした過去は国民の心の中に〔いつまでも〕残るだろう」と付け加えた。
同氏はまた、「あなた方はイラン国民が薬を買うにも、制限を設けている」とも述べた。
「聖なる防衛」〔=イラン・イラク戦争〕の忘れ形見とも言える同氏はさらに、「体制転覆など考えていないなどとあなた方は言っているが、これはオバマ発言の痕跡がアメリカの政策から消え去ったときにはじめて受け入れられるものだ」と指摘した。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31545 )