作家トゥルグト・オザクマン氏死去―「トルコ狂乱」の作者
2013年09月28日付 Milliyet 紙


1930年9月1日にアンカラで生まれ、官僚、弁護士、作家であったトゥルグト・オザクマン氏が逝去したことが報じられた。

■トゥルグト・オザクマンとは誰か

アンカラ大学法学部を卒業後、弁護士として働くかたわら、ケルン大学演劇研究所へ入所。その後、国立劇場で脚本家として勤務。TRTでは中央プログラム部部長、社長補佐を務め、国立劇場では所長第一補佐を経て、1983年から1987年にかけて所長を務めた。1988年から1994年にかけてラジオ・テレビ高等協会の会員と会長補佐を務める。長年アンカラ大学言語歴史地理学部演劇学科において永久教育監を務め、脚本の授業を教えた。
優れた功績により、アナトリア大学と、2006年にエゲ大学から、また2007年には自身の母校であり長年教鞭を取ったアンカラ大学から名誉博士の称号が送られた。また生涯にわたり数えきれない作品を生み出した。

2002年4月、エスキシェヒル市が設立した第二劇場は「トゥルグト・オザクマン劇場」と名付けられた。また2006年、中東工科大学はオザクマンの優れた功績を表彰。2005年に発売されたドキュメンタリー小説『トルコ狂乱』は、氏が50年に渡って書き上げ、共和国独立戦争を小説という形におさめた作品である。この本はウール・デュンダルによるとトルコ共和国史上もっとも売れた本となり、何週にもわたり売り上げランキングのトップを占めた。

オザクマン氏は結婚しており、3人の子供と4人の孫がいた。

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( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:31558 )