高等教育機構、シリア・エジプトから大学生受入へ―メヴラーナー・プロジェクトも開始
2013年10月04日付 Hurriyet 紙

高等教育機構(YÖK)長であるギョクハン・チェティンサヤ教授は、「エジプトとシリアの学生に対して、緊急要件を考慮し、トルコの大学に受け入れ、学問・教育の継続を支援します」と述べた。

海外経済委員会(DEİK)の中で組織され、教育経済ビジネス評議会が準備した第2回国際学生採用ワークショップがコンラッドホテルで開催された。ワークショップには、YÖK長であるギョクハン・チェティンサヤ教授、DEİK職業評議会議長であるムスタファ・アイドゥン氏、DEİK執行委員のアイハン・ゼイティンオール氏を含む多数の教育関係者が出席した。

■外務省と共に同意に署名

YÖK長のチェティンサヤ教授はワークショップで演壇に上がり、エラスムス・プロジェクトと並行して、メヴラーナ・プロジェクトも開始したと述べ、「メヴラーナ・プロジェクトはエラスムス・プロジェクトと並行するのですが、ヨーロッパ圏外の全世界の学生及び教員の交換を目的とするものです。今年は初年度で、トルコがホスト国となりリーダーシップを取り、その資金で始めています。この成果を、一同で目にすることになると思います」と語った。

チェティンサヤ教授は、外務省とYÖK双方の間で同意に署名したと述べ、「数か月内に我々の電子文書システムを統合します。それ以降は国際関係の規模やバランス面やほか類似面においても、[対応]期間や官僚主義を短縮化させながら、外務省と共に迅速に通信をおこないます」と話した。

■「無関心ではない」

チェティンサヤ教授は、「外国の展開についても無関心ではありません。特にシリアとエジプトで生じている人々の悲劇を受けて、次のように決定しました。人道上の危機、あるいは、戦争状態にあるエジプトとシリアの学生に対して、緊急要件を考慮し、トルコの大学に受け入れ、学問・教育の継続を支援します。言うまでもなく、 必要な成績と書類によって配属先の大学が決められます。ここでの我々の目的は、被害を受けたトルコ人の学生に対しても、被害を受けたそれらの国の国民に対 しても、そして第3世界の国々に対しても及びます。当初、第3世界の国々について考えておらず、他国については考慮していませんでした。しかし数か国の代表が我々のところに来てシリアやエジプトで被害を受けている学生をトルコで勉強させたいと話したのです。タイ政府をはじめとした国々です。 我々も話し合いと調整を続けています」と話した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:31610 )