■サウジ財務大臣はリヤドに湾岸通貨評議会本部を開設
【本紙:リヤド】
サウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王に代わり、イブラーヒーム・アッサーフ財務大臣が今日、リヤドで湾岸通貨評議会本部を開設した。
この開設式は、以下の要人の参列のもと行われた。クウェート国のサーリム・サバーフ副首相、バーレーン王国のアフマド・ビン・ムハンマド・アール・ハリーファ財務大臣、アラブ首長国連邦のウバイド・ビン・ハミード・ターイル財務担当大臣、カタール国のアリー・シャリーフ・イマーディー財務大臣、オマーン国のダルウィーシュ・ビン・イスマーイール・バルーシー財務大臣、湾岸協力会議(GCC)のアブドゥルラティーフ・ザイヤーニー事務局長、カタール中央銀行のアブドゥッラー・ビン・サウード・アール・サーニー総裁、UAE通貨政策関係局のスルターン・ビン・ナースィル・スワイディー総裁、クウェート中央銀行のムハンマド・ビン・ユースフ・ハーシル総裁、バーレーン中央銀行のラシード・ムハンマド・マアラージュ総裁、オマーン中央銀行のハンムード・サンジュール・ザドジャーリー総裁。
一方、サウジアラビア通貨庁長官で湾岸通貨評議会理事長のファハド・ムバーラク博士は、この評議会は、通貨統合の動きを前進させる制度構築計画に根ざす湾岸通貨評議会諸国間の通貨協力の枠組み強化に貢献するだろうと述べ、この評議会は通貨統合機関の最初の礎であると述べた。
同氏は、この基礎作りの段階の要求に見合う要件を取り扱う一連の会合の中で、通貨評議会の理事会がその活動を確立、発展させるために集中して行なって来た継続的努力に言及した。そのためには、制度的構造を補強し、参加国の間で通貨統合の諸要求を完結させるために必要な戦略と作業計画の策定、経済政策の調整、参加国の国内統計の確保などが課題となる。
同氏は、通貨統合の主目標は、参加国の国民の福祉の公益、地域が直面する課題の克服といったすべてを含む、最高レベルでの経済的統合の実現であると述べ、通貨連合が、優れた法的かつ制度的システムに基づく共同の経済分野での決定のメカニズムにおける飛躍的前進をもたらすことを期待した。
(後略)
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:31620 )