アンカラ・イスタンブル高速鉄道、10.29開通へ―停車駅はこの9つ
2013年10月15日付 Radikal 紙


2013年10月29日にマルマライ鉄道線の開通記念式典の後、別の式典で運行が開始される予定のアンカラ-イスタンブル間高速鉄道(YHT)線の停車駅が明らかになった。

計9つの停車駅となるYHT線で乗客は、アンカラからイスタンブルへの道中にポラトル、エスキシェヒル、ボズユク、ビレジキ、パムコヴァ、サパンジャ、イズミットとゲブゼを通過し、ペンディクに到着する。この旅程は3時間になる。

2県間の行程を3時間に短縮する全長533キロメートルのYHT線によって、トルコ国民はより安い価格でアンカラ‐イスタンブル間を旅することができるようになる。アンカラ‐エスキシェヒル間の後にアンカラ‐イスタンブル線が運行を開始することで、旅客輸送において10%を占める鉄道の割合が78%に達すると予想されている。

アンカラ‐イスタンブル間のYHT線は最後のペンディク駅にあるローカル線でマルマライ鉄道線に接続する。このようにしてヨーロッパからアジア側へのダイレクト輸送が実現する。

■航空路線と競争

アンカラ‐イスタンブル間のYHT線による旅は、飛行機よりも人気になると見込まれている。時間効率的に航空路線と共にアクセス上の利点を有するYHT線は、チケットがバスチケットよりもやや高く、飛行機チケットよりも安いため、飛行機よりも一歩前に進むだろう。

アンカラ‐イスタンブル間を飛行機で旅するトルコ国民は平均で離陸の45分前までにエセンボア空港に到着する必要がある。空港までの移動時間が計約45分かかり、飛行機でのサビハ・ギョクチェン空港への旅の後で、空港から出るのに1時間に達することもある。サビハ・ギョクチェン空港からカドゥキョイへのアクセスには平均で1時間かかると考えると、飛行機でのアンカラから始まる旅は平均で3~3.5時間に達する。しかしながら特にイスタンブルの交通状況と予想外の飛行機の遅延を考慮に入れれば、この行程は場合によっては4時間に達する。

アンカラからイスタンブルへのYHT線での移動過程を見てみると、首都の軽便鉄道システムに繋がっているアンカラ駅へのアクセスは約20分要する。アンカラから、イスタンブルの最後のYHT線駅ペンディクへの移動は3時間、ペンディクからカドゥキョイへはローカル線で約40分かかると、YHT線によるアクセスは計4時間かかると見込まれる。

結果としてアンカラ‐イスタンブル間を結ぶ2つの交通手段の間に競争が生まれると予想されている。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:31685 )