偽の大学卒業証書の教師、つかまる―ディヤルバクル
2013年10月15日付 Radikal 紙


ディヤルバクル警察は、希望者に偽の大学卒業証書を販売した「卒業証書犯罪集団」を逮捕した。同犯罪集団から偽の大学卒業証書を購入した者らは、国民教育省に属する学校で就職したようである。

ディヤルバクル県共和国検事局の連携でディヤルバクル警察密輸及び組織犯罪(KOM)局によって行われた盗聴などの捜査によって、希望者に偽の大学卒業証書が販売されたことが明らかになった。

ミッリイェト紙のトルガ・サルダン記者の報道によると警察は、M.Aと言う名の容疑者を筆頭に卒業証書犯罪集団を追跡した。同犯罪集団関係者を追跡した警察は、M.Aが、手に入れた偽の大学卒業証書を利用した事を確認した。調査の中で容疑者M.Aが偽の卒業証書を用い3回公務員採用試験(KPSS)を受験したことが確認された。KPSSを自分のために2度受験したM.Aは、一度「ジョーカー」と称される別の人物の代理で受験したことが発覚した。

■ 給料だけでなく医療費も

KPSSに3度合格した後、まずシャンルウルファ県ヴィランシェヒル郡にある国立病院でカウンセラーに任命されたM.Aは、以後シュルナク県社会福祉・児童保護協会のカウンセラーになった事が明らかになった。最後にM.Aは、ディヤルバクル県スィリヴァンで国民教育省に属するフェヴズィ・チャクマク中学校に赴任し、ここで働いたことが分かった。M.Aは偽の卒業証書で公務員になっただけでなく、公的医療サービスを利用し、さらに給料、追加授業、教育準備費として約30000リラを受け取り、4000リラ分の健康医療費が支払われたことが確認された。

その他容疑者らの一人A.Eはディヤルバクル県の民営リハビリセンター及びアール国民教育局で給料制の職に就いていたことが明らかになる一方、容疑者 B.Eはディヤルバクル県バーラル国民教育センター局、ハジェテッペ・リハビリセンター及び私立メソポタミア学園で教師として勤め、偽の卒業証書を使い公的医療サービスを利用していたことが発覚した。一方、容疑者らの卒業証書を「原本で間違いない」と公証させた人物は、シュルナク県で雇用され、現在はディヤルバクル県D型刑務所にて臨時職員をしているA.Sと言う看守であるということが分かった。捜査の中で逮捕された容疑者5名のうち4名は保釈され た一方、M.Aは逮捕され刑務所に送還された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:31690 )