■エジプトと韓国は2国間の経済協力の強化を望む
【カイロ:本紙】
エジプトのムニール・ファフリー・アブドゥンヌール通商産業大臣は韓国のキム・ユング・ス大使とカイロで経済協力の展望を強化する手段と二国間の貿易増大と共同投資の拡大の可能について討論した。
アブドゥンヌール大臣は、同省はエジプトで行なわれている韓国の投資を強化するために努力すると明言し、エジプトの市場における世界的な投資の拡大は「1月25日革命」に続いた減速の局面からの国家経済の回復への出発点となると指摘した。また同氏は、政府はエジプトにおける投資プロジェクトに関する問題と課題に真摯(しんし)に対応する意志のあることを表明し、特に電子工学部門と電気機器分野における、エジプトと韓国の間の投資協力を拡大するチャンスに着目した。
同氏は、エジプトにおける最近の韓国の投資はより多くの世界的投資の流入の要石の役割を担うと見なし、祖国の産業にマイナスの影響を与え、知的財産権を侵害する不正貿易と闘うために政府は尽力することを強調した。
同氏は、石油、ガス、グラスファイバー、石油化学製品といった分野における多様で大規模な外国の投資によるプロジェクトがまもなく始まることを打ち明けた。
キム氏は、投資の二国間協力を拡大する必要性を述べ、エジプトは中東地域における韓国の投資にとって重要な対象であると明言した。また同氏は、エジプトにおける投資の将来は前途有望であり、両国間の共同の利益を実現すると見なした。
同大使は、シナイ半島が「韓国からの観光客にとって重要な目的地」であると考え「エジプトへの韓国人観光客の流入率の増加」も重要視している。また同氏は、、韓国と日本双方からのエジプトへの観光促進使節を組織するための同国大使館とエジプト観光省の間のコミュニケーションに関しても注目した。
エジプトと韓国の間の貿易交流は2012年の間で26億900万ドルに達し、今年は最初の8カ月間で17億5,800万ドルとなったとされている。
エジプトの韓国への輸出品は綿花、石油、大理石、セメント、既製服を含む。一方輸入品は、自動車、通信機器、電気器具が例として挙げられる。同様にエジプトには、電子工学、繊維産業、自動車部品、化学製品、建築資材といった分野において75件の韓国のプロジェクトがある。
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( 翻訳者:細谷文乃 )
( 記事ID:31694 )